加藤眞琴ブログ、ドローイングの日々。 Makoto Kato daily blog, of drawing.

アートは大人の遊びの精神、その遊びに夢中になっています。プログ.ギャラリーへお立ち寄りいただければうれしいです。

田村隆一詩集『言葉のない世界』

2010-01-26 15:13:00 | 日記
1962年刊行。この詩集の背景には、三年間、群馬県の山の中で過ごした生活がある。なかんずく冬の生活は、ぼくのなかに『自然』をはげしくめざめさせてくれた。『見えない木』は、そういう意味で、この詩集の原型となりうる。   雪のうえに足跡があった  足跡を見てはじめてぼくは   小動物の 小鳥の  森の支配する世界を見た ……  <現代詩文庫 思潮社>より                                                                        田村は、自伝のなかで、日本的な語法、日本的な抒情と論理を殺戮することが、生理的な快感にうったえた、日本の、七・五を基調とする詩歌はもとより、朔太郎、光太郎といった前世代の詩人たちの作品にも、まったく興味をもたなかった。そういう意味で「文学少年」としては、ぼくはかなり畸型的であった。と書いている。早川ミステリーの翻訳、エッセイなど、興味をそそる詩人である。こんなの周知のことかもしれないが、ぼくには発見だ。この『見えない木』好きな詩だ。 

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いきものは、生きている限り、視覚.聴覚.嗅覚.触覚…が躯を刺戟する…それをことば.形で表したい。