2001年宇宙の旅
ディスカバリー号
サラリーマン時代「もしも私が生まれ変わる事が出来たなら」と題して社内報の原稿を依頼され、この中で「少年時代の夢」について語ったことが今も新鮮に懐かしく思えたので抜粋してみました。
『小学校5~6年生の頃と記憶しているが、小学校の校庭で夕焼け空を見上げていたときに偶然にも人工衛星を見た(誰も信じてくれなかったがその後の調査でソ連の人口衛星スプ-トニクではないかと・・・)。
この人工衛星騒動から、宇宙に関する本を手当たりしだい読んだ。
特に、SFは私の宇宙観を大きく変え夢を大きく膨らましてくれた。
その後、SF感覚が更に「エスカレ-ト」し、星との交信を真面目にチャレンジし宇宙人とのコンタクトを試みた(残念ながら宇宙人には会えず、曰く会おうとする信念が弱いとか・・・)。
社会人になってからは、現実は厳しく、”パラメトロン式計算機”からコンピュ-タオデッセイがスタ-ト。
夢からも遠のいたように思う。
そんな時に「2001年宇宙の旅」(昭和46年・SF映画)は、非常にリアルでしかもHAL9000(人工知能コンピュ-タ)の登場によって、夢の世界を現実の世界に一歩近づけてくれた(ジュ-ルヴェルヌいわく、夢は実現されるためにあるとか)。
近年では、日本の新聞記者でさえ「ガガ-リン少佐」と同様に、「地球は青い・・・」と言えるような時代となった。
地球は青い、意味深長な味わいのある言葉である。
宇宙から見ればあらゆる生命が渾然一体となった「青い惑星」である。
この「青い惑星」が部分的にではあるが”カビ”が生え、病に瀕している。
夢のオデッセイの世界では、この青い惑星(「青いオアシス」)が全ての原点であり、これなくして夢はありえない。
もしも、生まれ変わることが出来たなら、恐らくその時代では夢が現実となり月旅行や火星旅行が可能となり、いずれは「青いオアシス」から別の「青いオアシス」を求めて飛び立っていくスペ-スオデッセイの時代となるであろう。』
こんな夢をこれからの世代の子供達に実現して欲しいと切に希望して止まない。
このためには今我々は何をなすべきか、今風にいえば、「地球環境にやさしく」、「エコロジ-」と言ったことになるであろう。