あるイベントというのは
有名な霊能力者さんに
お会いすること。
霊視相談というのでしょうか。
たまに、そういう方の
セッションを受けて
これからの人生について
指針となるような
アドバイスを受けていた
ので、
今回はその霊能力者の方の
話に興味があったことから霊視相談をお願いしていました。
予約は一年前で、オンラインでも出来たけど、折角だから旅行もかねて、その方の地元まで飛行機に乗って
行きました。
当然、初めて訪れる場所なので、ちゃんと約束した時間と場所に行けるのか
不安だったけど、なんとか
着いて待っていたのだが
その方はメディアの取材とかで遅れてきた。
セッションが始まって
何が聞きたいのか問われ
これからの人生の生き方というか、どういう心積もりでいけばいいのか教えて
欲しいと尋ねました。
まず、私の性質をあてて
普段自分でも気付かないけど大事な自分の要素も
教えてくれて、敢えて言うなら、いつも私は心が休まらないと言われ、思わず痛いところをついてきたなと苦笑しました。
色々、聞きたいことは
あったんだろうけど
霊視相談とはいえ
初めて会った人にあれこれ
話せるほどの無邪気さが
私にはなかった。
それに、何か話したい程の
悩みなどなく、自分は結構
恵まれた人生を歩んでいるのではないかと気付きました。
すると、突然の話が
出てきて
私にはある施術が
必要と言われました。
大体、一ヶ月に一度
行うもので
私にはこれが必要と
言われました。
なんのことやら
理解するのが難しかったけど、そのサブスク結構なお値段で、私には
毎月その金額を払うのは
正直キツかった。
あまりよく理解できなかったけど、私に神様をつけて
くれるらしかった。
私はシングルマザーでずっと働きづめだったけど、あることがきっかけで、心がポキっと折れて、仕事を辞めてのんびりしていた。
正直、出来るところまで
この静かでのんびりした
生活を続けていたかった。
でも、この金額を払うことは、また世に出て働かなければならない。
いつかはその日が来るのは
わかっていても
今はまだ、嫌だった。
この施術を受け入れることは、この生活が強制終了に
なることだった。
そんなことを言われて
私には、もう一つ疑念が
湧いていた。
一年待って、東京から
わざわざ飛行機でやって来たのに
私は霊感商法に騙されたと
思った。
なんて、自分は馬鹿なんだろうと思いました。
愕然としたけれど
もう一方では
騙されてるとはいえ、
信じて施術を受ければ
何か良いことが起こるかもしれない。
もう、自分は老いさばらえて未来に希望が持てない。
自分のポテンシャルでは
どうあがいても限界だった。
セミナーに参加したり
勉強したり
ジムに通ったり
いろいろあるだろうけど
自分に神様をつけて下さるなら、鬼に金棒である。
つづく