1週間ご無沙汰いたしました。
スポーツが何も行われていないので書くネタがないという以上に、
書いてもネガティブことばかりなので、
書く意欲がわかないというのが正直なところで、
どうしてもブログのアップも、
間隔があいてしまいますね。
さて、
昨日は衝撃的なニュースが飛び込んできました。
今年の高校総体、インターハイの中止です。
正直、ショックでした。
高校生にとって特別な大会である夏のインターハイ。
この大会を高校での部活の集大成にしようとする高校生が数多く、
長い伝統の下開催されていたのはご存じの通りです。
8月の開催ということでまだ猶予期間があるのではと思っていたので、
この時期での開催中止の決定は本当にびっくりしました。
しかし冷静に考えれば、
5月~6月にも各競技での地方予選が行われるのは当たり前の話で、
そこまで考えればこの時期での開催の可否の決定は、
ごく当たり前のことだと思います。
高体連はやはり、
しっかりと検討して決定を下したのだと思います。
高野連と比較すると、
莫大な利権構造にはなっていない純粋な「高校生のための大会」であるインターハイですから、
決定も「高校生の今後のもろもろのスケジュールを勘案して」ということのみで考えられる環境にはありますからね。
さて、
この高体連の決定を受けて、
高野連もどうするか、
早急に検討を行わなければなりません。
いつごろ、どういう決定になるでしょうか。
話を戻します。
それにしても今年の高校3年生については、
本当に気の毒なことになってしまったとしか言いようがありません。
どの部活でも、
これまでもよく「今普通に部活動ができているということに、感謝しなければいけないよ」
ということは指導者の口からよく聞くことができました。
実際ワタシ達が現役の時代もそうでしたし、
指導の現場でも同様でした。
しかし言っている方も聞いている方も、
平和と安定の中にいて想起することには限界があって、
本当にこうなってしまった時に聞く言葉とは、
大きな乖離があるということを今実感しています。
「やりたくてもできない」
という厳しい状況、
今までも震災の時や、
その他個別の事情などでたびたびあったとは思いますが、
今のような「全国・・・・いや、全世界的にスポーツをやれる状況ではない」
ということを経験したことはありません。
今生きている人たちの中でこういうことを経験した人たちは、
それこそ第2次世界大戦の時代までさかのぼらなければいけません。
ワタシは高校野球や学生野球が大好きなので、
戦争の中でプレーを断念したり、戦争で散っていったプレイヤーの話は、
何度も聞いたり読んだりしています。
しかしそれが「物語のように」捉えられていたんだなあということを、
今回初めて実感として自分の中に感じることができました。
自分の青春の、生活のすべてをかけて挑んでいた競技の大会が開催されないという事実に、
心折れてしまっている人たちも多いことでしょう。
このコロナ禍から抜け出た時、
笑ってこのことを話せる日が来るよ・・・・・・・
そんな言葉もありますが、
とてもそんな気にはならない状況を目の当たりにして、
平穏な日々のありがたさというものを、
本当に愛おしく思っています。
色々な競技を見渡してみると、
大相撲では感染者が発生したことで春場所の中止は余儀なくされそうだし、
大学野球も軒並み春のリーグ戦は中止とされました。
高校スポーツもインターハイが中止になったということで、
ほとんどの競技が秋まで正常に開催されることはないでしょう。
プロ野球、Jリーグは無観客試合での開幕を模索しているようですが、
Jリーグの財務基盤がやや脆弱なチームが破綻の危機に陥っているというニュースも、
紙面をにぎわわせ始めました。
ポジティブなニュースは何一つないという中で、
全国的な緊急事態宣言発令の中、
出かけるということやなんやらの、
少しの楽しみも感じることができない我慢の日々が続きます。
こういった中でスポーツの持つチカラ、
そして社会の中での立ち位置というものについて、
思いをはせることが多くなっているワタシです。
とにかく、
皆さまご無事で。。。。。。
大切な毎日を生きていきましょう。
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