マラソンのロンドンオリンピック代表選考を兼ねた、
伝統の別大マラソンが行われました。
ここでも男子日本勢は、
最近の低迷ぶりを象徴するような走りに終始。
松村という一般参加の選手が最先着の4位。
しかしタイムは2時間11分18秒という、
平凡なものでした。
今日のスポーツ紙をはじめとする見出しは、
カンボジア代表としてオリンピックを目指す猫ひろしが、
2時間30分26秒で走り、
大きくオリンピック代表に近づいたというものでした。
このニュースには、
大きな疑問を一つ感じずにはいられなかったワタシ。
まずは、
なんでアスリートでもない芸人のそんな挑戦を、
いちいちスポーツ紙が取り上げるんだろうということ。
そして、
猫ひろしなる人物にも、
嫌悪感を感じざるを得ません。
自身はまじめに走っていることをアピールしているつもりでしょうが、
2時間30分程度の選手が、
オリンピックなんて語ってんじゃねえよ・・・・・
というのが、
『スポーツを愛好する』
ワタシの意見です。
芸能ニュースやワイドショーだけで語られるのなら文句は言いません。
しかし、
スポーツ紙の1面でオリンピックに絡めて語られるようなアスリートじゃありませんよ、彼は。
【たけしのスポーツ大賞】や【とんねるずのスポーツ王】、
はたまた【いってQ】の挑戦などでやってくださいよ。
『いや、彼は本気だから・・・・』
という人がいるかもしれませんが、
世界中のアスリートたちは、
もっと本気ですよ。
オリンピックというのは、
世界最高レベルの技をアスリートたちが競い合うところですよ。
場違いも甚だしいですよ。
『いや、オリンピックは出場することに意義があるんだから・・・・』
という人もいるかもしれません。
しかしその精神は、
競技レベルの低い国から選ばれた選手たちも集って・・・・・
という意味とワタシは解釈しています。
わざわざ縁もゆかりもない人間が、
そのために国籍を取得して、
オリンピックに出るために言われた言葉じゃありませんね、どう解釈してみても。
そもそも、
カンボジアの人々は喜んでいるのかね、
この日本の名もない芸人(少なくともワタシは、今まで彼の芸なるものを見たことがない)の勝手極まりない挑戦を。
日本にどこぞかの外国人のコメディアンがやってきて出場枠をさらっていったら、
ワタシだったら不快な感じがしますがね。
ということで、
本当に不快なニュースでした。
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