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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

夏の甲子園2023 第11日 8強決定 仙台育英が連覇へ突き進む

2023年08月18日 | 高校野球

3回戦の甲子園。

この日は終日曇りで、
ひととき暑さを忘れるお天気。
 
そんな中で3回戦の残り4試合が行われました。
 
注目の第一試合は、
連覇を狙う仙台育英と、大阪桐蔭を破り今大会でも優勝候補の履正社との対決となりました。
 
仙台育英は湯田、履正社は増田が先発。
まず先手を取ったのは仙台育英。
2回に鈴木の2ランが飛び出し先取点を奪います。
しかし打線好調の履正社もすぐさまその裏、
下位打線の連続タイムリーで同点に追いつき、
さらに3回に仙台育英の守備の破綻から勝ち越し点を奪います。
 
しかし仙台育英も4回に2死からチャンスを掴み橋本のタイムリーで追いつき、
息をもつかせない攻防は同点で中盤へ。
 
ピッチャーは仙台育英が高橋、
履正社は福田と代わり試合は8回へ。
 
ここで仙台育英、
先頭の湯浅がライトへの二塁打で出塁すると、
きっちりと送ってランナーを三塁へ。
バッターは5番の尾形。
 
そして監督の決断はここでスクイズ。
これを尾形がきっちり決めて4-3と勝ち越し。
 
この虎の子のリードを、
高橋がきっちりと守り抜いて、
仙台育英が優勝候補同士の戦いで履正社を破りました。
 
仙台育英はこの日、
守備がかなり破綻しましたが、
それでも後半の凌ぎ合いを制して勝利をおさめたところに、
昨年からの経験と自信を感じることができました。
 
最後も須江監督、
スクイズを選択してこれをきっちり決めるあたり、
流石に鍛えられていますね。
 
大きな難関を超えた仙台育英、
いよいよ8強までやってきました。
あの駒大苫小牧以来の夏連覇へ、
加速していきそうな雰囲気です。
 
 
第二試合は強打の智弁学園がスラッガー佐々木麟太郎の花巻東と激突。
 
この試合で花巻東は、
初先発の左腕技巧派の葛西をマウンドへ。
強打の智弁打線に対し、
かわしていく作戦を取りました。
 
葛西は前日に腕を少し下げるフォームに変えたということで、
試合後驚きの談話が述べられていましたが
、とにかく智弁相手に好投。
 
強力打線を、
緩急をつけた投球で翻弄していきました。
 
打線もこの日好調で、
初回に2点を奪うと、
その後も小刻みに得点を重ねて、
最後まで相手に主導権を渡さず5-2で逃げ切りました。
 
佐々木監督としては、
まさにしてやったりの試合だったことでしょう。
強豪相手に「勝つのならこういう試合」というのを実践してみせた、
素晴らしい戦いぶりでした。
 
智弁学園は、
先行されて少し、早く追いつきたいという気持ちが出てしまいましたね。
 
思いもしなかった左腕横手投げの投手に対し、
打ち上げる打球が多く打線がつながりませんでした。
 
第3試合は初戦、2回戦と日大の付属校を破ってきたおかやま山陽が、
この3回戦でもまた日大勢の日大三と激突しました。
 
試合の焦点はおかやま山陽打線が日大三のエース安田をどう打つかということでしたが、
試合は初回からおかやま山陽打線が安田を捉え、
1,2回に得点をあげると、
5回には一挙4点を奪って突き放し、
日大三に7-2と快勝。
 
目標であった「甲子園3勝」を見事に達成して、
準々決勝進出を果たしました。
 
それにしても見事なまでの「日大キラー」っぷり。お見それしました。
 
監督さんの采配も見事。
ズバズバと打つ手が当たって、
注目度もぐんぐんアップしています。
 
対する日大三は、
この日は何をやってもツキがない状態で、
追いあげならず。
 
しかし春先に新体制になり、
しかもかつてに比べてさほど力を持っていない今年のチームで、
よくここまでやってくることができました。
 
三木監督の本当の勝負はここから。
いったいどんなチームを今後作っていくのか、
楽しみに待ちたいと思います。
 
第四試合は強打の神村学園と、
2試合連続サヨナラ勝ちの北海の対戦。
接戦が予想されました。
 
しかし神村学園は初回、
2死1.3塁のチャンスを掴むと、
ここから怒涛の3連続タイムリーであっという間に4点を奪い試合の主導権を握りました。
 
それにしても神村の打線は鋭い。
打球の速さが違いますね。
北海の岡田は、
決して球が走っていなかった訳ではないのですが、
甘く入った球を悉く打ち返されました。
 
北海も1,2回に1点ずつ返して反撃態勢を整えるものの、
神村は4回に2死からまたも打線が爆発して3点を奪い突き放し、
試合後半からは左腕の黒木がマウンドに上がり北海打線を無安打に抑え切って10-4と快勝。
準々決勝にコマを進めました。
 
ひとこと
「神村学園、強い!」
 
それしか言葉がないぐらい、
神村学園が投攻守に非常に充実していますね。
 
8強の中でも、
戦力の充実度はNO1ではないでしょうか。
 
北海は初回の先制パンチの衝撃から立ち直ることができませんでしたね。
悔しい試合になってしまいました。
 
しかし今年の北海、
元々の戦力に加え、
粘りや勝負強さなど、
これまでになかった部分も加えたいいチームでした。
 
夢の全国制覇に、
また挑戦してほしいチームです。
 
ということで8強が決定。
どのチームもいい感じで勝ち上がってきていますので、
これからの展開が読みづらい大会となっています。
 
第四コーナーを回って、
どこが最後の風を掴むのか。
興味深い「あと3日」です。

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