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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

三浦隆司 ボンバーレフト炸裂!  本当にすごいんだから!見てったら・・・・・見てよ!

2017年01月31日 | ボクシング

ボクシング ~アメリカ・カリフォルニア州~

 ◇WBC世界Sフェザー級王座統一戦 12回戦
  暫定王者                      王者  
  ミゲル・ベルチェル(メキシコ)○ 11回TKO ● フランシスコ・バルガス(メキシコ)
 
 ◇WBC世界Sフェザー級挑戦者決定戦 12回戦
  同級1位               同級2位 
  三浦隆司  ○ 12回53秒KO ●  ミゲル・ローマン(メキシコ)


日本が誇る≪ボンバーレフト≫三浦隆司が、
アメリカのリングで豪快に復活!

世界Sフェザー級元チャンピオンで、
返り咲きを狙う三浦隆司が、
28日に『挑戦者決定戦』を行いました。

この日の興行は、
セミファイナルで三浦vsローマンの≪挑戦者決定戦≫を行い、
メインではその同級の世界タイトルマッチ、
チャンピオン・バルガス vs 暫定チャンプ・ベルチェル
が行われました。


三浦は2015年11月、
ラスベガスでバルガスと世界タイトルマッチを行い、
両者ダウンを奪う壮絶な打ち合いの末、
KOで敗れて世界タイトルを失いました。

その時の記事⇒ http://blog.goo.ne.jp/angeldad/e/650cfb732eade88c329f577b08021937


この試合は、
その後アメリカの専門誌で『2015年の全階級の中で最も素晴らしい試合』に選ばれるほどの試合でした。

三浦はこの試合で敗れたものの、
『敗れてなお強し』
を印象付け、
日本のファンのみならず世界(アメリカ)のファンから、
『三浦の再起』に対して熱い注目と期待を受ける存在になっていました。

ワタシも、
『三浦の再起はいつだ!』
ということにこの1年数か月、
非常に期待していました。

その三浦を破ったのが強打のチャンピオン、フランシスコ・バルガス。

アメリカのボクシングファンではないですが、
『三浦vsバルガスの再戦』
を望む空気は、
確かに存在していました。

しかしそうは簡単にいかないのがボクシングの世界。
バルガスがチャンピオンでいられる保証はどこにもないし、
三浦がそこまで再度上り詰めてこられる保証もどこにもありません。

ラスベガスという『ボクシングの本場中の本場』では、
アメリカ人ボクサーであろうと外国人ボクサーであろうと、
『試合に訴えかけるのもがないボクサー』
については本当に冷たいもの。

しかし『こいつは面白い』と言われるボクサーについては、
熱気をもって待望、サポートしてくれます。
まさに『ボクサーは強いやつと戦ってなんぼ。そして、自分の力で人気も地位もつかみ取れ』
が厳格なまでに現実化している世界だと思います。

だからパッキャオは人気があるんですよ。
フィリピン出身の軽量級という、
『アメリカで人気出るはず、ないじゃん・・・・』
と思われる階級にもかかわらず。。。。。。


そんなアメリカで、
三浦がボクサーとして待望されています。

そうであるがゆえ、
この日の『挑戦者決定戦』には、
なんとしてでも勝たなければいけませんでした。

対戦相手はメキシコのロマン。
掛け値なしの強豪です。

ちなみにタイトルマッチを行ったバルガスもベルチェルも、
メキシコ人ボクサーです。

そう、
このあたりの階級では、
メキシコ人を中心とした『ラテン系のボクサー』の宝庫。
次から次から、
いいボクサーが湧いて出るように出てくる階級です。

一つ勝つのも難しい、
そんな階級です。


そんな三浦隆司。

この日の試合は、
試合運びのうまいロマンに前半を支配されてしまいます。
前半の6Rまで、
なんだか相手ペースで試合は進み、
たぶんポイントも大きくリードされてしまっていたと思います。

しかし。。。。

セコンドにカツを入れられ、
三浦はそこからギアチェンジ。

≪ボンバー≫と言われる左の拳に魂を込め、
ロマンのボディに次々と叩き込んでいきます。
そしてついにとらえたのが10R。

『あんなスゲ~ボディは見たことがない』
というほどのパンチをロマンのボディに叩き込み、
ロマンはもんどりうってダウン。

そこで一気に形勢逆転。
11Rにも左でダウンを奪った三浦は、
最終の12Rで狙いすました左ストレートをロマンの顔面に叩き込み、
KOでこの難敵を葬り去りました。

三浦にしかできない

と言ってもいいすさまじい逆転KO勝ちでした。

アメリカのファンも、
『やっぱりこの日本からはるばる来た奴は、スゲ~奴だ』
ということを再認識したことでしょう。

改めて日本のファンたちも、
『三浦が帰ってきたぜ』
と大喜び。

これからのアメリカでのチャンピオンロードが、
期待されています。

これまでの日本人ボクサーで、
外国(特にアメリカ)を主戦場にして活躍したボクサーは、
西岡利晃ぐらいですかね。

西岡は最後、
強烈なスーパースターだったノニト・ドネアと雌雄を決するファイトを行いました。
敗れましたが、
そのファイティングスピリットは素晴らしかったと思います。

三浦隆司は、
それ以上に『アメリカに名前をとどろかせる』可能性があります。
そうなってほしい。
痛切に思います。


と思っていたら、
メインでバルガスが暫定王者の若いベルチェルにTKOで敗れました。

新しい王者、ベルチェルは・・・・・強いですねえ。。。。。

三浦の前に現れた、
さらに強い王者です。

果たして三浦はこのベルチェルを倒せるのか。。。。。。
また、悶々としながらも、
タイトルマッチまで楽しい日々が過ごせそうです。


よっしゃ!行くぜ 三浦!!!

世界中のボクシングファンを、
総立ちにさせてやろうぜ!!!


そう思わせてくれる、
素晴らしい日曜日でした。


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