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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

井上尚弥 様々なトラブル乗り越えて、完璧なKO勝ち決めた!

2025年01月25日 | ボクシング

《4団体統一 世界スーパーバンタム級タイトルマッチ》  〜有明〜

 
4団体統一チャンピオン     WBO11位
井上尚弥(大橋)  ◯  KO  ●    キム・イェジュン(韓国)
         4R 2分25秒
 
ようやく、と言っていいでしょう、
行われたモンスター・井上尚弥の4団体統一タイトルマッチ。
まず最初に感じたのは、
「あぁ、ちゃんと試合出来てよかったなぁ」ということですね。
まー紆余曲折ありましたもんね。
 
結構しっかりと観衆も集まりましたし、
しっかりとした試合になって良かったです。
 
試合は開始から、
井上尚弥がいつものように相手の情報を自らの手でインプットする作業に1ラウンドを費やし、
2ラウンドからキッチリと「試合」を始めたようでした。
 
代役となった相手のキムも、
思ったほど実力が下という感じではなく、
色々とパンチを打って来て、
なかなかいいファイトになりました。
 
井上尚弥はいつもの試合より被弾する場面もありましたが、
それはまあ、やっぱり全く知らない相手だったので仕方のないことだと思いますが、
そこからキッチリ理詰めで仕留めていく姿は「さすがはモンスター」って感じでした。
 
予定調和と言われようがなんと言われようが、
どんな試合でもキッチリ相手を仕留め切る、
そこが本当にすごいところですね。
やっぱり唯一無二のボクサーです。
 
ワタシはというと、
この試合は最初から落ち着いてしっかり見ましたが、
最初から少し冷めた目で見ていました。
 
もっぱら井上尚弥の技術の凄さを堪能していた感じのファイトとなりました。
 
しかし。。。
 
感じちゃったのは、
やっぱり熱というものを全く自分自身に感じることはなかったという事です。
 
そして長きにわたって、
ボクシングを見ている時に感じるワクワクみたいなものは、
全く感じることができなかったということですね。
 
これは、
井上チャンプには、
何ひとつ責任はないと思います。
 
要するに、
本当に「熱くなる相手がいない」、
このことに尽きますね。
 
スーパーバンタム級でも、
もうやることは全てやってしまって、
相手になる選手が皆無。
 
次に対戦が待っているボクサーの名前を聞いても、
なんだか全くワクワクして来ませんね。
 
しかしながら、
年に何回も試合することがないボクサーにとって、
特に井上尚弥のようなスーパーボクサーにとっては、
燃えるようなライバルがいないということは、
これは最も不幸なことなんじゃないかと、
そんなふうに考えてしまいました。
 
かと言って無理矢理に体重を増やし、
自分のナチュラルな階級でないところまで上げて大男達と戦うっていうのも、
なんだかちょっと違う気がします。
 
本人もモチベーション上がらないでしょうしね。
 
ワタシはここでも常々言っていますが、
井上尚弥と中谷潤人の【スーパータイトルマッチ】には否定的です。
 
だって、
2人とも大好きなボクサーだから。
 
何も2人でファイトしなくても、
外国人相手に2人で並び立って、
世界でブイブイ言わせていけばいいじゃん!!
 
そんな考え方でした。
 
ちょっとばかり古い例えなんですが、
これはあたかも長嶋と王が、
別々のチームで戦うというのが嫌だっていうのに似ていますかね。
両雄が並び立ってこそ。。。
そんな感覚が強くあります。
 
しかし。
 
昨日の井上尚弥のファイトを見ていたら、
もうなんというか、
この辺りの階級に、
井上尚弥と本気で噛み合うのは、
もはや中谷潤人しかいない!
そんな感じになってしまいました。
 
これはもはや、
日本人がとーたらこーたらなんて、
いっている場合じゃない、
これはボクシングの神の差配ですね、
間違いなく。
 
井上尚弥と中谷潤人、
この2人の対戦は、
もはや必然なのかな?
とも思います。
 
いつ?
どの階級で?
 
興味は尽きません。
 
井上尚弥の今年のチャンピオンロード、
ベガスでピカソと、
そしてサウジでアフマダリエフと、
なんて言われていますが、
どちらも相手は完全な役不足。
 
しかしながら、
視点を変えて、
井上尚弥が中谷潤人とやるためのロードとして見ると、
その景色が変わって来ます。
 
この決戦まであと◯ヶ月!
って感じで見れば、
なんだか楽しくなって来ますね。
 
井上尚弥も中谷潤人も、
決戦までどんどん力を蓄えて、
世界最強を決めるビッグマッチに、
ピカピカと光り輝く姿で、
臨んでもらいたいと祈念しています。
 
それにしても。
 
やっぱり井上尚弥は強い!
 
そのことだけはまた改めて、
確認できた夜でした。
 
お疲れ、モンスター。
楽しかったよ!
 
 
 
 
 
 
 

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2 コメント

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余裕からなのか・・・うーん (hanahana)
2025-01-27 01:08:26
今回は余裕すぎて闘志を感じられませんでした。
その証拠に簡単に被弾したりして、らしくなかったなあ。
ダメージは無かったようですが割とまともに貰ってましたよ。それも2、3度。
延期になったり直前で対戦相手の変更等、度重なるトラブルでモチベーションの維持が難しかったと思います。

年齢からくるスピードの衰え、反応速度の遅れ等いずれ迎えることになるでしょうが、
今回がそれらの予兆だったという事ではないことを祈りましょう。

しかしそれ以外は全くいつも通りの井上で、いつも通り圧倒し危なげなく気持ちのいいKOで終わらせました。

相手のキム選手もなかなか見せ場も作り、実際動きもよかったのではないでしょうか。
1R開始早々からキム選手のほうが圧力かけて、井上が下がるシーンはちょっと驚きましたよ。
これがグッドマンだったら4Rも行かなかったと思いますね。
何の見せ場もなく盛り上がりすらなく終わっていた可能性が大きいです。

そういう意味では結果的にキム選手に変更してよかったと思います。
会場全体の拍手からも伝わってきましたし、いい雰囲気を感じられたんではないでしょうか。


ただ、やっぱり盛り上がりに欠けたことは否めないですね。

役者不足かな。やっぱり中谷しか・・・
ダメダメ。やっぱり見たくねーわ。
けど大橋会長も匂わせる発言してるしなあ・・・

個人的にはあーだこーだグダグダ言っているMJを早くぶっ倒してほしいところなんですがね。

やっぱりフェザーかな。
ここにきて、サウジからの要望で1試合だけフェザーに上げ、WBA同級王者ニック・ボールとの対戦を計画しているとか・・・
恐いなあ。ニック・ボール。
被弾を恐れずグイグイ来るスタイル。怖いですよお。
ただ、雑だなという印象。そこに付け入るスキがありますね。
あと、フィゲロア。
見たいですねえ曲者フィゲルア。


ああ、やっぱりフェザーかなあ。


その前に、ラスベガス、サウジ。
早くもワクワクが止まりません。


PS
今回の入場曲はデビュー当時から使用していた「Departure」でしたが、WBSS決勝で布袋の曲を使ってから(布袋の方から使ってくれと申し出があったとか)
大一番の時は布袋になってしまいました。(ドネア2、ネリ戦)
オールブラックスが「カマテ」と「カパ・オ・パンゴ」を使い分けているみたいになっていますが、
あの曲あまり好きではないんですよね。(苦笑)

個人的には長谷川の入場が好きでした。
エンヤをチョイスするセンス。盲点でしたよね。
荘厳で神々しく鳥肌が立ちます。なにより曲そのものがいいです。
あと辰吉の「死亡遊戯」とか。

まあ、布袋が出てきたらそれはそれで会場の雰囲気は盛り上がるから良しとしよう。
返信する
Unknown (まめちち)
2025-01-27 08:57:49
hanahana様、コメントありがとうございます。

hanahanaさん、やっぱりワタシも、このファイトは燃えることがなかったですね。
なにか、リング上で向き合った時からなんだか格の違いみたいなものが出ていて、とても勝負にならんだろうなあ・・・・・という感じなんで。

今のSバンタム級のボクサーを見渡しても、井上の相手になるような、燃えるような熱い相手、見つけることができません。特になんか、Sバンタムに選手が揃っていないような気がするのか、気のせいでしょうか?

ということで、
考えたら井上とかみ合うファイトができるのは、やっぱり中谷しかいないのかなあっていう感じですね。

やっぱり4月に32歳になるなんて聞くと、ちょっと焦っちゃうんですよね、ファンとしても。
あと井上尚弥の世界戦はなんせんか?なんて考えるにつけ、一つも無駄にしてほしくはないという気がしてくるんです。

そういう意味では、2試合やった後にフェザー級に上げて1試合、ニック・ボールとやるなんて言うプランも、悪くはないなあなんて感じるんです、正直。
その後またSバン級に戻るというのは、中谷を意識してのことなのか、それともやはりSバン級が戦いやすいからなのか?
そのへんの深いところが知りたいところではありますが。。。。
中谷とやった後、またいいファイターがいない気もするんですが。。。
ワタシとしては、ピカソ⇒アフマダ⇒中谷⇒(階級上げ)⇒ボール  っていうのが最適解のような気もするんですがね。

それにしても今回の興行は、いろいろな意味でちょっとこれまでと比べたら地味だったような気もしますね。登場にしても。。。。

派手なのがいいとは決して思わないのですが、何だか今回は地味だったなあと。。。。。
返信する

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