『大相撲』
という言葉、
2つの使い道があります。
まずは額面どおり、
『相撲』全般に対して使うとき。
『大相撲は、今度は九州場所だよね!』
なんて使いますよね。
そしてもう一つの使い方。
熱戦のすごい相撲の取り組みを『大相撲』って呼びますね。
『いや~、昨日の白鵬と日馬富士の一番は、大相撲だったねえ・・・・』
なんていう使い方ですね。
この後者の【大相撲】って言い方、
昨日の両者の一番にこそふさわしい言葉でした。
それほどすさまじい熱戦でした。
総理大臣杯を土俵に上がって渡した野田総理に言われるまでもなく、
『背筋がぞくぞくっとするほど』
の一番だったと思います。
『これこそが大相撲!』
でした。
勝った日馬富士。
これから横綱に昇進して、
白鵬と並んでいつもこんな一番を見せてくれたら、
すばらしいことです。
この2場所で、
まるで別人になったように成長してくれました。
今の実力はすでに『大横綱』に足を一歩踏み入れたような風格があります。
そして敗れたとはいえ、
気迫満点の相撲を見せてくれた白鵬。
『一人横綱』
の重圧から開放される来場所以降、
どんな新たな『大横綱像』を見せてくれるのか、
今から楽しみです。
この二人のライバル物語。
楽しみでしょうがありません。
いやあ、二人は本当に、
すばらしい力士ですね。
正直言って、
他の力士との間に『埋めきれないほど』の大きな差を感じてしまうのは、
ワタシだけじゃないでしょう。
二人がしっかり毎場所千秋楽でこんな相撲を見せてくれるならば、
ファンはどんどん大相撲に回帰してくれるんじゃないでしょうかね。
最後に、
二つだけ思ったこと。
ひとつは、
解説の北の富士さんについて。
何で彼は、
ああ場が盛り下がるようなことばかり言うのかね。
日馬富士のあれだけの相撲を見てなお、
『まだ私には違和感がある』とか、
『白鵬が衰えたのかねえ』とか、
聞きたくもないよ、そんな”解説”。
向こう正面で、
相撲を的確に、そして過不足なく解説してくれている舞の海さんに、
本当に助けられてるってこと、
分かってるのかな?!
昔小学生時代にワタシがよく見ていた頃の、
神風さんとか玉の海(?)さんとかの解説が、
懐かしいですよね、実際。
そして最後に・・・・・。
優勝杯授与の前に会場皆で大合唱になった君が代の斉唱。
こういう時期だけに、
今までよりもみなが大きな声で斉唱していたのでは・・・・と感じたのはワタシだけでしょうか。
優勝した日馬富士も口ずさんでいたシーンを見て、
単純に『いいなあ』と思ってTV画面を見ていた、
ワタシです。
【日本の国技】大相撲。
これからも、二人の大横綱とともに、
盛り上がっていけ~~~!
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