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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

高校スポーツ百花繚乱  頂点を目指し、熱く熱く!

2014年12月24日 | スポーツ全般

メリークリスマス。

街のイルミネーションも、
何だかいっそう輝きを増したのではと感じる、
クリスマスイブです。

さて、
この時期は高校と大学のスポーツイベントが花盛り。
どの競技も、
【目指すべき大会】であり、
この頂点を目指した過酷な戦いが繰り広げられます。

『学生スポーツ』は、
すべてをその競技に注ぎ込んだ学生たちの、
目の輝きと本気度が素晴らしいと思っています。

特に高校のスポーツは、
『負ければ後がない』
トーナメントの戦いということで、
その熱も最高潮。

ということで、
年末・年始はまさに『見逃せない戦い』が繰り広げられるため、
のんびりしていることは出来ません。


ここ1,2週間ほど、
なんだか気持ち的に『小休止』していたのですが、
クリスマスのベルを聞くと、
『さあこれから始まるぞ!』
という気持ちになってきますね。

年末から年始にかけて行われる【高校スポーツ】の大会を、
簡単にプレビューしていきましょう。


≪全国高校駅伝大会≫

都大路を駆け抜けるこの駅伝大会。
伝統と歴史に彩られたこの大会は、
毎年NHKが『午前は女子、午後は男子』と完全中継されることもあって、
人気を呼んでいます。

高校駅伝ならではの『3km区間』なんていう中距離期間もあり、
またそこで1500m、800mのスペシャリストなんかも登場したりして、
なかなか大学や社会人の駅伝とは趣の違った面白い大会ですね。

今年は去る日曜日に行われ、
女子では大阪薫英女学院、男子では広島の世羅が優勝しました。

世羅は圧倒的な勝利でしたね。
1・2区をうまくつないで、
3区でエースのカマイシが独走態勢を築いて、
その後のランナーも安定した走りを披露しました。

まあ、
やはり『アフリカ人留学生』がいるチームが圧倒的に強いという構図は、
今年も変わりませんでした。

いつも『その大会のあり方』に疑問が投げかけられる、
この大会です。
かつては1区に留学生を配して一気に差をつけるという『勝ちパターン』が確立していましたが、
その1区に留学生を配置することが禁止され、
とりあえずは『勝負になる』レースとはなりましたが、
日本人との、その圧倒的なポテンシャルの違いを目にするにつけ、
『国際化と高校スポーツのはざま』
でワタシの気持ちも揺れ動いてしまいます。

高校スポーツとなじみが深く、
高校生が必死に【勝とう】と思って鍛え上げている現場も知っているだけに、
『留学生の圧倒的な力が勝負のほとんどを左右する』という構図に、
『高校スポーツの国内大会なのになあ・・・・・』
という気持ちがないとは、
とても言えません。

毎年なんだか少しだけモヤモヤしたものが残るこの大会なのですが、
今年もまた、
『やっぱりなあ・・・・』
と思わずにはいられませんでした。
(ちなみにワタシ、大学スポーツに関しては、何人留学生というか外国人選手が入っていようとも、何とも思いません。そもそも大学というところが、広く開かれた場所だと思っているので。)


≪全国高校サッカー選手権≫

今年もやってきましたというか、
今年は新たな気持ちというか、
高校サッカーの季節ですね。

国立での開幕戦、準決勝、決勝がなくなり埼玉スタジアムへ。
サッカー好きの人にとってみれば埼玉スタジアムこそは『サッカーの聖地』かも知れないのですが、
『旧い高校サッカーフリーク』にとってみれば、
物理的にも心理的にも、
とても遠いスタジアムでの開催となってしまいました。

さて、
今年の大会。

インターハイで優勝した東福岡が、
久しぶりの『復権』を遂げて選手権を制するのかというのが、
最も注目されるポイントではないでしょうか。

東福岡は今年1年間、
プレミアリーグウェストでも好成績を残し、
強豪の名に恥じない実績を残して今大会に乗り込んできました。

東福岡が優勝するとなると、
98年度の大会以来。

金古、古賀、本山という好選手を配して高校サッカー界の王者に君臨していた時以来ですね。
帝京との雪の中での決勝が、
鮮やかによみがえってきます。

そしてその東福岡を追うのが、
同じくプレミアで戦ってきた、
流経大柏、青森山田や、
来年プレミアに昇格する立正大淞南あたりでしょうか。

2年連続で4強以上に進出する、
星稜と京都橘も、
『今年こそは』という気持ちが強いと思われます。

”王国復活”を狙う静岡学園、
その他でも前橋育英、履正社などの本年度の実績組も波に乗れば上位進出の可能性は十分。

『大本命』のいない大会、
例年にも増して『彗星』が飛び出してくる可能性は十分にある、
面白い大会になりそうです。


≪全国高校ラグビー選手権≫

今年は例年にも増して、
『西日本大会』の趣きが強い大会になりそうですね。

ラグビー人口の減少に伴って、
地方都市や関東などでは、
『明確にラグビーを強化する』意志を持った学校が減少してきて、
『ラグビー文化』を色濃く持った関西地区に有力校が圧倒的に集結する図式になって長い、
高校ラグビー界です。

関東ではすでに地上波のテレビ放送もなくなって久しいため、
大会を見ることもままならないという状況になってしまっています。

ラグビー好きとしては本当にさびしい事なのですが、
確かに近年は『唯一(関西勢と)戦える』のは神奈川の桐蔭学園のみ。

しかし今年はその桐蔭も県大会で敗れてしまったため、
ますます『大阪決戦か、東福岡が絡むか』
ということになるような気がします。

そんな中、
あの伏見工業の校名が合併によりなくなることが決定したというニュースを耳にしました。

”神奈川のオールブラックス”相模台工業の校名ががなくなるときもワタシは大変にショックを受けたのですが、
それ以上のショックを感じています。
時代の流れと言えばそれまでなんですが、
どうか伝統は継承されるよう、強く望んでいます。

大会は、
連覇を狙う東海大仰星がトップを走る【候補筆頭】ですね。
厚みのある攻撃力とその守備力の高さは、
大会NO1で間違いないでしょう。

初優勝を狙う大阪桐蔭がどう絡んでくるのでしょうか。

そして東福岡に京都成章と、
いつもの『上位常連』が今年も強さを発揮するとみられています。

注目を浴びる神奈川の慶応義塾は、
御所実(奈良)と同じブロックという厳しい組み合わせ。

東のシード、国学院栃木の戦いぶりとともに、
『強い西日本勢』に一矢を報いることができるのか、
注目されています。

いずれにしても、
『決勝ぐらい、地上波でやってくれよ~~~』



≪全日本高校バスケ ウィンターカップ≫

この大会も、
バスケットボールの冬の大会として、
すっかり根付いてきています。

テレビではCSのみの放送と世間の注目を浴びることは少ないのですが、
年末の東京体育館のあの熱気は、
『これぞ高校スポーツの祭典』
と思わせてくれるものがありますね。

日本のバスケット界は、
今年これ以上ないぐらいゴタゴタしているのですが、
そんなことを吹っ飛ばしてくれるぐらいの熱戦を期待しています。

男子では、
『2強』を形成する明成と福岡大大濠の両雄が決勝対決することが濃厚。

決勝対決となれば、
昨年のウィンターカップ、そして今夏のインターハイ決勝に続いて、
3季連続での対戦となります。

両チームともに相手のことをリスペクトしたうえで、
この宿敵には『絶対に負けない』と言い放っており、
ゾクゾクするような【宿命の対決】となりそうですね。

あとはやはり『強力な留学生』のいるチームが有力。
桜ヶ丘のラミーン、帝京長岡のディアベートなどが、
2強を倒す可能性のある最右翼のチーム。

既に始まっているこの大会、
熱戦は『展開中』です。

個人的には、
いつも注目しているチームである洛南、
そして今年はスーパーエースを擁しているらしい市立船橋に注目しています。



≪全国高校バレー(春高バレー)≫

1月開催になって、
3年生の出場が可能になった『春高バレー』。

その昔から『バレーボール好き』の国民性だった日本人の嗜好にぴったりマッチしたからか、
はたまたフジテレビが『社運をかけて』(昔は本当にそうだったんです)プッシュしまくったからなのか、
本当に人気のある大会となっていますよね。

それは昔も今も、
変わりないことです。

しかしワタシは、
ほとんど『バレーボールはどこが強いのか』という予断を持てない状況ですね。

何しろ映像や本などで、
この大会の前までに情報を入れることがないので、
『どこが強いの?』
ということは皆目わからないからです。

しかし観ていると、
段々白熱してきますよね。
面白い大会です。

女子では東九州龍谷、九州文化学園、大阪国際滝井に熊本信愛女子なんていう、
九州を中心にした『俺でも知っている強豪校』の名前がドローのいい場所に位置していますね。
やっぱり有力校なんでしょう。

大阪の金蘭会というのも気になるなあと思ってのぞいたら、
4年連続の出場なんですね。

東京では下北沢聖徳、共栄学園、文京学院という、
いつものメンバーがそろって出場していました。
健闘を期待したいと思っています。


ということで、
『なにはなくてもスポーツ』
というワタシにとっては、
『一番面白いトーナメント戦』
が百花繚乱の年末年始、
今からワクワクしています。


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