K-1の顔であった、
マイク・ベルナルドが死去しました。
享年42歳。
早すぎる死ですね。
ワタシはK-1は創生期からほぼ欠かさず見ていましたが、
それに”はまる”ということはありませんでしたが、
その頃のK-1を見て感心したことは、
『選手のキャラがみな立っていて、そこが人気の秘訣なんだろうな』
ということでした。
その点は、
K-1を一流のエンターテイメントに仕立て上げたプロジューサーの力は、
すごかったんだなあと感じます。
ところで、
ワタシはこのブログでも何度も言っていますが、
ボクシングの大ファン。
だからというわけではありませんが、
K-1の『早期決着戦』という刹那的な戦い方が、
本音ではあまり好きではありませんでした。
1ラウンドか2ラウンドで、
ほぼKOで決着が着くというのは、
見ている方には本当にわかりやすく迫力もあるのですが、
ワタシはそこに至る過程も含めた、
ボクシングという12Rの戦いの方に魅力を感じてしまう性質でしたのでね。
それでも一時は、
アンディ・フグやアーツ、ホースト、バンナなどと並び、
ベルナルドのことも
『すげーなあ』
と思いながら見ていましたよ。
重ねて言いますが、
エンターテイメントとしては、
年に一度のK-1のトーナメントは、
超一流でしたね。
ワタシがK-1の中で嫌いだったところは、
藤原紀香をはじめとした芸能人たちが、
したり顔で『解説まがいのこと』をやっていたこと。
すべての競技がそうなんですが、
ワタシのもっとも忌み嫌うところです。
『スポーツのイベントなんだから、おめーの解説なんぞ、聞きたくねーんだよ』
がワタシの本音。
野球でもサッカーでも、
NFLでもNBAでも、
しゃしゃり出てくんじゃねーよと、
いつも思っています。
(特にさんまの”解説”。NBAやNFLのコメントは、知っているものにとっては半分ぐらいが”作り”か”嘘”か”誇張”。聞いていられませんでした。)
基本の部分に、
『アスリートはリスペクト出来る存在』だが、
『タレントは語るに落ちない、チャラい存在』という部分があります。
自分の中では、
もう変えようがありません。
最近のスポーツとタレントのコラボ、
どうにかなりませんかねえ。
せめて競技が始まる前には、
タレントたちは『どいといて』くれないかなあ。
そうしないと、
スポーツのイベントだか、
大量に放送され続けるくだらないバラエティだか、
分からなくなっちゃうから。
そういえば、
佐竹へどうしたんだろうなあ。
創生期には何回かK-1にも出てきていたような…。
K-1も徐々に変質していき、
今では興行もおこなわれなくなりましたが、
マイク・ベルナルドがこの舞台で戦った記憶は、
多くのファンの間に残っていると思っています。
ガチンコという名で、
満天下の元闘い続ける現代のグラディエーターたち。
彼らの引退後のニュースに、
悲哀を感じざるを得ません。
合掌。
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