昨日のプロ野球交流戦。
西武は本拠地で、
先日2連敗を喫した巨人を迎えました。
先発は2年目のサイドスロー・十亀。
この十亀、
好調なときは『誰も寄せ付けない』ほど素晴らしいピッチングを披露してくれます。
球威のある球がキレキレでビシッとコーナーに決まる様は、
見ているものにホ~ッとため息をつかせるほど。
今シーズンも好調なときは既に2完封をあげるという凄さです。
しかしながら・・・。
2完封もしながら防御率は3点超。
1点台の菊池や牧田、2点台の野上にも大きく後れを取っているのは、なぜ?
それは、
”わる~い十亀”が出ることがあるから。
しかも、しばしば。
その”ワル十亀”、
出るときはいつも、
魅入られたように真ん中に集まった球が、
ピンポン玉のように外野フェンスの上をぎゅい~ンと超えるあたりを連発されます。
『こりゃあ困った投手じゃ~』
というのがワタシの十亀評。
だから登板前は、
『どうか今日は”いい十亀”が出ますように』
とお祈りをささげるのです。
昨日も、
連敗中とはいえ一発のある打者が並ぶ巨人打線が相手。
『阿部の当たりが、ギュイ~~ン』
『坂本の当たりも、ギュイ~~ン』
『おまけに長野も、ギュイ~~ン』
なんていう【悪魔の所業】が頭を駆け巡っていたのですが、
2回ぐらいまでを見て、
一安心しました。
『今日は”天使の日”じゃ~~~』
というのを確信したから。
後半にちょっぴりピンチもありましたが、
そこは今年2年目、去年とは違い、
ピンチにアタフタすることはなくなりました。
ということで、
見事完投勝利。
惜しくも3度目の完封はなりませんでしたが、
十分合格点のピッチングでした。
昨日の西武ナイン、
球団スタッフの相馬氏が亡くなったことで、
腕に喪章を付けてプレー。
ヒーローインタビューで、
目を真っ赤にして声を詰まらせる栗山主将の姿がありました。
『今日は絶対、負けるわけにはいかない』
全員の気持ちが乗り移った勝利でした。
こんな試合を続けていれば、
おのずと勝利はつかめることでしょう。
今後に期待の持てる、
ライオンズの日曜日となりました。
(菊池~。今日も頼むぞ~)
それにしても、
西武スタッフの相馬勝也氏。
50歳という若さでの早逝です。
無念だったと思います。
彼は高校時代、
日大二高で強打の捕手として鳴らし、
期待されて西武に入団しました。
プレーヤーとして芽は出なかったものの(1歳上の伊東捕手が、デンとホームを守っていましたからね、当時は)、
スタッフやコーチとして、
長年にわたり”西武一筋”で過ごした人でした。
ワタシとほぼ同年代の東京出身のプレーヤー。
日大二高時代は、
『東京に並ぶものなし』
と言われたほどの選手でしたね。
爆発的な打線を誇った『二高』の4番、
思い出はたくさんあります。
西武ライオンズの黄金時代から現在に至るまで、
すべてを見てきた人と言っても過言ではないでしょう。
ありがとう、相馬さん。
ご冥福をお祈りします。
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