さあ、
106回目の夏、
ほぼ全国の代表が決まり、
甲子園を待つばかりとなりました。
この週末は、
本当に各地で予選大会のピーク。
数多の代表が決まりましたが、
激戦の地区も多く、
決勝は激アツの試合続出でした。
関東では、
日曜日に西東京大会の決勝。
日大三vs早実という、
ファン待望のカードとなり、
たくさんの観客が詰め掛けました。
試合は両チームとも打線が活発で、
いつ果てるとも知れない打撃戦に。
この大会、
サドンデスやら14-13の激闘やら、
いろいろ経験して成長してきた早実が、
この大激戦を最後10-9で制して、
あの清宮が1年生の時以来、
9年ぶりの甲子園を手繰り寄せました。
早実に関して言うと、
とにかく初戦から投手陣が不安定だったので、
正直ここまでくるとは思ってもみませんでした。
戦力的には決して突出したものはありませんが、
何しろチーム全体が粘り強い。
それだけは言えますね。
さー甲子園でどこまで行けるのか?
なんとも言えませんが、
その粘りを甲子園でも存分に発揮できたら、
面白い戦いができるのではないでしょうか。
和泉監督も、
すっかり頭髪は真っ白となっていますが、
インタビューでは目を真っ赤にして、
感激を表していました。
さて、
それから埼玉と栃木も、
とんでもない決勝でした。
埼玉は本命、対抗と当初から言われた、
花咲徳栄と昌平が激突。
試合は花咲徳栄が試合の主導権を握り優位に進めますが、
念願の初出場を狙う昌平は終盤根性を見せて一気に同点に。
そして試合は延長タイブレークに。
ここからがまたすごく、
表にタイブレーク得意の花咲徳栄が大量5点をゲット。
しかし決して怯まない昌平にその裏、
乾坤一擲の3ランが飛び出して、
まだまだわからんと言うすごい試合になりました。
最後の最後、
花咲徳栄の投手陣が粘って、
6年ぶりの栄冠を手にしました。
花咲徳栄の、
追い詰められてからの粘りは、
特筆ものです。
強力打線もありますから、
甲子園でこの粘りを発揮できれば、
かなり面白い存在になりそうな予感がします。
そして。。。
今年の代で、
秋は作新学院が、
春は白鴎大足利が関東大会を制して、
「今年関東で1番レベルが高い」
と言われていた栃木大会では、
なんとなんと、
21世紀枠で甲子園を掴んでからわずかの石橋が、
初出場を掴み取りました。
大どんでん返しですね。
この日の決勝は国学院栃木との対戦。
初回から猛攻を受けて5失点。
かなり旗色の悪い立ち上がりになりましたが、
初出場を是が非でも勝ち取りたいナインは全く怯みません。
すぐに4点を返し反撃体制を整えると、
5-8の3点ビハインドの6回に再度爆発。
彼らのどこにそんなすごい力が宿っているのか、
不思議になるぐらいの復元力で4点を奪い取り逆転。
そこからは、
ジリジリするような展開が続きましたが、
なんとこの1点を最後まで守り切り、
念願の初出場を掴み取りました。
あっぱれ、石橋高校。
21世紀枠で選抜に出場して、
そこから強くなっていった学校、
いくつかあるんですが、
石橋は久しぶりの、そんな高校です。
思わず応援したくなっちゃう、
そんな風情を醸し出す、
好チームです。
甲子園での戦いぶり、
本当に楽しみです。
さーて、
関東以外では、
強豪が順当に甲子園にあゆみを進めました。
いずれも甲子園で優勝候補に名を連ねるであろう、
広陵と明徳義塾は連続出場。
近畿では各県で、
「どこが真紅の大旗に辿り着いてもおかしくないチームばかりが出場。
高校野球の代名詞・大阪桐蔭
選抜2年連続準優勝の報徳学園
近年必ず上位に顔を出す智弁学園
今年の春の近畿大会を制覇した京都国際
ざっと上げただけで、
本当に強そうでしょ。
あの2021年の、
近畿大会のような夏の甲子園に、
今年もなっても全く不思議ではありません。
ということで、
ホント、
今年の地方大会は激戦続きで、
面白かった!
まだいくつかの地区は明日決勝が行われるのですが、
明日には全49代表が決まる予定です。
いよいよです。
オリンピックも面白いですが、
やっぱり高校野球も面白い。
いやぁ
寝る時間、
ホントねーよー!