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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

第101回全国高校野球選手権 第8日 強豪対決を制して

2019年08月14日 | 高校野球

昨日のハイライトは、
なんと言っても第3試合の強豪対決。
ある意味今大会の優勝をも左右するかもしれない対決は、
智辯和歌山が明徳義塾を1イニング3発のホームランで粉砕。
7-1でこの対決を制し、
星稜・奥川への挑戦権を得ました。

この両校の対決は、
甲子園では3度目。
選手権では2度目で、
これまではいずれも明徳義塾が制していましたが、
智辯和歌山は3度目の正直で勝利を引き寄せました。

7回まで、
強打の智辯和歌山打線相手に丁寧な投球で得点を許さなかった明徳の先発新地に対し、
智辯和歌山はこの回一死から池田がセンターにヒットを放つと二塁まで好走塁。
この走塁が球場の空気を変え、
その後明徳が珍しくバタバタして同点。
そしてその後は、
看板の長打力が遺憾なく発揮されました。
細川が勝ち越しの3ランを叩き込むと、
その後は風に乗って根来、東妻にもアーチが飛び出して、
自らが持つ1イニング3本塁打の記録に並ぶ三発を叩き込んで7得点。

一気に試合を決めてしまいました。
もの凄い迫力でしたね。
明徳の馬渕監督は風という要因に恨み節も聞かれましたが、
それも含めての甲子園野球。
(もちろんそんなことは百も承知の上の、リップサービスを含めたコメントだということはこちらも百も承知の上です。)

明徳としては、
「こういうことを最後までさせずに、僅差で勝ち切る」
のがゲームプランだったと思いますが、
後半に守備での誤算が出た後、
智辯和歌山の強打を許してしまいました。

智辯和歌山は、
投手の池田もいいだけに、
かなり戦力が整ってきた感じですね。

この日第2試合で勝った星稜・奥川とついに激突します。
凄まじい攻防が期待できますね。

いかに智辯和歌山打線とはいえ、
豪腕にしてクレバーで崩れることが想像しにくい奥川投手は、
難攻不落の高い山だという気がします。

しかしながら、
智辯和歌山もおいそれとは相手に得点を許さないため、
ヒリヒリした投手戦で後半まで試合がもつれ込むことも十分に想定できます。

果たしてどうなるのか?!

第1試合では履正社が津田学園の前投手を完璧に攻略して完勝。
優勝候補が、
本来の力を発揮してきました。

第4試合は敦賀気比が圧勝。
初戦に続いて2年生エース笠島がしっかり投げ、
それを強打でバックが支えました。

戦力はかなりのもので、
上位進出が完全に視野に入ってきていますね。

敗れた国学院久我山。
この日は残念ながら完全に力負けで大差がつきました。

西東京大会でもさほど注目されなかったチームが、
波に乗って強豪を次々に撃破。
甲子園に来てからも初戦はその地方大会のいい流れそのままの逆転勝ちで飾り、
勢いとまらずという感じでしたが、
この日なんだか「夢から覚めた」という感じになってしまいました。

ずっと西東京大会を見てきたワタシにとって、
今年の國學院久我山はとても不思議なチームでした。
投・攻・守どれをとってもこれといった特徴がなく、
「なんでこのチームが強豪を破れるのか?」
と不思議感いっぱいでしたね。

これが流れってやつなのかと、
不思議な気分で眺めていたチームですが、
やはり全国の強豪を立て続けに破るというわけにはいきませんでした。

しかしワタシの中に長年あった、
「国学院久我山は勝負弱いチーム」
という印象は、
今年の大会で完全に払拭されました。

長年の悲願でもあった「甲子園での勝利」も達成して、
満足感を持って帰京できるのではないでしょうか。

今日の試合?

まあ、
こんなこともあるよ。
だって相手、
ムッチャ強かったし。。。

ということで、
台風の進路に心配しながら、
今日も楽しむことにしましょうか。





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2 コメント

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魔物かな・・・ (hanahana)
2019-08-14 12:12:30
やはり智辯和歌山を相手に虎の子の1点を守りきるのには厳しかったなあ。

交代が遅かったとかの意見もあるようですが、エラーとイレギュラーは本来ならば打ち取った当たりで、投手が打者に勝っていたって事。
やはり替えづらいなあ。
おそらく、ここをなんとか凌いで8回から交代したかったのではないでしょうか。

しかし本当に悔やまれます。
浜風が普段と違ったとか、どうこう恨み節を言っていますが、よほど悔しかったのでしょう。

イケると思ったんだけどなあ・・・
前の回の攻撃があまりにもあっさり終わってイヤ~な予感がしてたんですよね。ほんと・・・。

つくづく「高校野球はこれだから・・・」を感じた一戦でした。


それにしても智辯和歌山というチーム。
ここぞという時に畳み掛ける攻撃力と底力はなんでしょうか。
ここまではっきりとしたチームカラーを持った高校もめずらしいですね。
大阪桐蔭とはまた違った威圧感。稀有な存在です。


これで星稜奥川対智辯和歌山ということになりました。
ぞくぞくします。
どっちが勝ちあがろうが、もうどうでもいいぐらい、この先の対戦カードなんてどうでもいいぐらい楽しみな一戦になりそうです。
個人的にはそれぐらいの注目カードです。



それにしても残念。悔しい・・・。
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強豪対決 (まめちち)
2019-08-15 07:23:43
hanahana様、コメントありがとうございます。
それにしてもいい戦いでした。
緊張感があって、レベルが高くて、こういう戦いがファンを魅了するんだという見本のような戦いでした。
最近の明徳には、なんだか「古き良き四国勢」の戦いぶりを垣間見ることができて、思わず期待してしまいますね。勝った智弁は息つく暇もなく次は奥川との対戦です。いうまでもなく、優勝に大きな影響を及ぼす一戦になりそうです。また、期待は大きいですね。
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