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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

第96回全国高校野球選手権 準々決勝  4つの強者が勝ち残った!

2014年08月23日 | 高校野球

≪第96回全国高校野球選手権≫

【準々決勝】

第1試合  敦賀気比(福井) 7-2 八戸学院光星(青森)
第2試合  三 重(三重) 9-3 沖縄尚学(沖縄)
第3試合  大阪桐蔭(大阪) 5-2 健大高崎(群馬)
第4試合  日本文理(新潟) 5-1 聖光学院(福島)


準々決勝の4試合が行われました。

記憶に新しい昨年の準々決勝は、
4試合共に大接戦が繰り広げられましたが、
今年は接戦が予想されたものの、
ふたを開けてみると勝った方には”完勝”、負けた方には”完敗”と形容出来る試合となりました。

それだけ勝った4校は素晴らしい戦いでした。

第3試合は、
2年ぶりのVを目指す大阪桐蔭が、
”機動破壊”で今大会の話題をさらった健大高崎と対戦しました。

昨年の全国Vチームである前橋育英に、
選抜8強の伸び盛りの桐生第一、
さらに力を持った樹徳など強豪ひしめく群馬大会を勝ち抜いてきた健大高崎は、
ひそかに私が『V候補』と見ていた学校。

しかしここまで勝ち上がった各チームと戦力を比較してみると、
やはり投手力がネックになると感じていました。

逆に言うと、
『投手力さえ整えば優勝できる』
戦力を整えていると思っていて、
機動力を駆使した攻撃力は、
そのつながりの良さも大きな武器となっており、
『8校中でも1・2を争う』
戦力なのではと分析していました。

もとよりこの健大高崎、
最近県のレベルアップが顕著な群馬県にあって、
もっとも戦力を充実させているチームです。

というよりも、
『関東で最も魅力的な戦いをする』チームと見ており、
ワタシは『次に全国制覇する関東のチーム』
であるとみています。

しかし上でも触れたとおり、
まだまだ一人で試合を任せられる『大エース』はチーム創設以来誕生していないのも事実。

一昨年のエースである三木投手は好投手でしたが、
群馬伝統の”大エース”というまでの評価ではありませんでした。

『健大高崎に、大エースが現れれば・・・・』

という夢は、
今年は持ち越しになった格好です。


しかし昨日の大阪桐蔭に果敢に立ち向かっていった戦いぶりは、
近い将来健大高崎が『実力全国トップ』の大阪桐蔭にとって好敵手になるという予感を漂わせていたように感じました。

今後も『機動破壊』のますますの発展ぶりに、
注目していこうと思っています。


それにしても、
大阪桐蔭のこの盤石な戦いぶりは、
本当に素直に最敬礼するしかありません。

やっぱりこのチーム、
『高校野球として最高のレベル』
の野球をしているのは間違いなく、
毎年のように強豪チームを作ってくる西谷監督のチーム作りには、
脱帽です。

昨日はやや押され気味な試合展開でしたが、
それでもしっかりとポイントを押さえて完勝するあたり、
その”野球力”は他校の1枚も2枚も上を行っている感じです。

もともとの素材のいい選手が集うという環境にありながら、
貪欲にその”個人力”に”チーム野球”を浸透させていくあたり、
素晴らしいですね。

かつてのPL学園も一世を風靡する凄みを持っていましたが、
今の大阪桐蔭はそのPLに勝るとも劣らないぐらいのチームとなっていますね。

『どんな展開でも勝ちきる』
というところなどは、
むしろ勝っているかもしれません。


5,6年前ぐらいまでの、
『力はありながら、どこかもろい』
と言われていた大阪桐蔭の姿とは、
全く違うものになっています。

今大会のみならず、
今後もしばらくは『大阪桐蔭の野球』が高校野球界を席巻していくことでしょう。
正に≪今が旬≫のチームと言えます。


第1試合では、
接戦が予想されましたが、
今大会乗りに乗る敦賀気比打線が、
光星の投手陣を前半から打ち砕いて早々と勝負を決めてしまいました。

光星としては、
エース中川くんを投入した時には『すでに時遅し』の状況となっていたのが悔やまれますね。

敦賀気比の打線、
かつて一世を風靡し全国制覇を成し遂げた智弁和歌山や日大三並の破壊力がありますね。
というよりも、
2011年の選抜で驚愕の打撃力を披露した東海大相模の打線に似ているかな。

何しろ打球の速さったら。。。。。。
”驚愕”という言葉以外、形容する言葉が見つかりません。

東監督が現役時代の、
あの強かった『全盛期の敦賀気比』が、
完全に戻ってきましたね。

あのころは”打線の”というよりも、
”好投手プラス足攻の”という、
今とはちょっと毛色の違うチームでしたがね。

甲子園でも再三にわたり激闘を繰り広げており、
全国のチームから恐れられる存在でした。

『北陸勢初の全国制覇をするのは、間違いなく敦賀気比だろう』
と言われていたころです。

飯田投手、三上投手や東出選手など、
キラキラした選手ばかりでしたね。

そういえば巨人のエース・内海投手も敦賀気比出身でした。
(甲子園出場はなりませんでしたが)


第2試合で”琉球のライアン”山城投手を打ち砕いた三重も、
乗ってきました。

初戦の9回2アウトからの大逆転で、
チーム全体を乗せたのでしょう。

この日の戦いは、
優勝候補ともいわれる沖縄尚学に対して、
一歩も引かない・・・・・・というよりも、
がっぷり四つに組んで圧倒したという感じでした。

ちょっぴり心配された今井投手も、
これだけしっかり投げられればOKでしょう。

『このチームでは、県大会・東海大会で負けなし』
という実力を、
いかんなく発揮しています。


そして日本文理。

秋の北信越大会を制して、
その後の明治神宮大会で”全国制覇”まであと一歩まで迫り、
早くから『力がある』と注目されたチームでした。

ワタシも明治神宮大会で目にしてからずっと注目しており、
春の選抜の予想では『優勝候補筆頭』にあげたほどでした。

残念ながらその選抜では初戦に悔しい延長でのサヨナラ負けを喫してしまいましたが、
やはり持っている力は一級品でしたね。

この夏に今までの悔しい気持ちなど、
すべての力が結実している感じです。

【雪国・新潟悲願の初優勝】

をしっかりとその目で見据えているようです。
頂点は、
うっすらとではなく、
しっかりと見えてきました。


中学時代からバッテリーを組む飯塚―鎌倉のコンビ、
見事なコンビネーションを見せてくれています。

今日の1日の”休養日”が、
このバッテリーに果たして「いい影響」を与えるのか、否か。
そのあたりが『頂点を目指す戦い』においては、
鍵になってくるのではないでしょうか。

そして大ベテランの大井監督が仕込んだ、
フルスイング打線の破壊力もかなりのものです。

前回2009年の決勝では、
語り草になる9回2死からの大反撃がありましたが、
その経験を経て、
ついに日本文理が頂点まで駆け上がる・・・・・というストーリーが、
頭に浮かんでいるワタシです。


さて、
では準決勝の予想をさらっと。

≪第1試合≫  日本文理(新潟)  三重(三重)

両校とも打線は活発で打ち合いか。両エースの疲れ具合はどうなの?


両校ともに、しっかりと投げるエースを支える打線が好調。盤石な試合ぶりで勝ち上がってきた。チームの構成はよく似ており、看板の打線が前半から火を噴くと楽な展開になる。ここまで4試合をすべて完投した日本文理のエース・飯塚だが、スタミナは十分に持っており大崩れは考えにくい。しかし富山商戦のようにストライクを集めると三重打線の餌食になる心配もはらむ。一方の三重のエース今井も準々決勝はしっかりとした投球で沖縄尚学打線を抑えきった。そのピッチングのように球を低めに集めることができるようだと日本文理打線も手こずることが予想されるが、文理の打線はしっかりとしたミートポイントで振り切ってくるだけに、単調にならないことが肝心だ。同じタイプのチーム同士の対戦だけに、意外と明暗を分けるのは守備力だったりするかもしれない。


≪第2試合≫  大阪桐蔭(大阪)  敦賀気比(福井)

”高校野球界の盟主”大阪桐蔭の総合力に、敦賀気比の驚愕の打線が挑む!


面白い対戦となった。チームの総合力では大阪桐蔭に一日の長があると思われるが、今大会まさに【驚愕】という言葉がぴったり似合う敦賀気比の打線が、完璧にたたくという図も考えられなくはない。ハンが出るかチョウが出るか・・・・・・。面白すぎる対戦となった。大阪桐蔭の先発は、左腕の田中か右腕の福島か。順番で行くと田中の登板が有力視されるが、敦賀気比打線を分析した時に『どちらの投手が合うのか』を、大阪桐蔭はどう考えているのか。試合が始まる前から、虚々実々の駆け引きは始まっている。両校ともに、真っ向から相手に挑んでいくタイプのチームだけに、とんでもなく面白いガチンコ勝負になりそうな予感だ。さて・・・・・・・明日はどっちだ?!


 


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