vs大学ラグビー選手権は、
昨日で第2ステージが終了。
1月2日の準決勝進出チームが出そろいました。
1月2日の組み合わせは、
第1試合 早稲田 VS 筑波
第2試合 帝京 VS 慶応
となりました。
昨日の第2ステージ最終戦。
帝京、早稲田の両チームは、
4強に向けて万全の仕上がりぶりを見せました。
秩父宮で大東大と対戦した帝京は、
前半風上を利して攻める大東大に対して珍しくタックルの甘さが目立ち、
2トライを献上しました。
しかもセットプレーでのミスやノックオンの多発など、
課題の残る戦いぶりでしたが、
そこは5連覇を狙う大本命。
徐々にその力を見せ付けて差を広げ、
終わってみれば11トライを奪っての圧勝。
『いや~強え~な~』
とため息が出るほどの充実ぶりでしたね。
準決勝の相手は慶応と決まりました。
てっきり明治が上がってくるものと思っていたワタシは、
そのニュースにびっくり。
低いタックルで活路を見出したい慶応ですが、
まず間違いなく『帝京V王手』となるでしょうね。
どこまで慶応魂を見せられるでしょうか。
早稲田は盤石ぶりを見せつけて、
徐々に王者・帝京との差を詰めてきている気がします。
昨日も中央に対して8トライ。
藤田という『飛び道具』がどこまで帝京戦までにチームに完全にフィットしていくのか、
注目しています。
そしてその早稲田に対して、
油断ならない相手が筑波です。
昨日はリーグ戦優勝の流経大との全勝対決でしたが、
風上をとった前半から優位に試合を運び、
速いパス回しで流経大の”重さ”を蹂躙。
36-11という大差でこの対決を制し、
早稲田への挑戦権を得ました。
昨日の試合は、
後半流経大に初トライを許し19-11と追い上げられたところがハイライトでした。
流経大が風上に立っていたため、
『一気に流経大が追い上げるのか?』
という雰囲気が秩父宮全体を覆いましたが、
筑波はその直後のキックオフからすかさずチャンスをつかみ、
早いパス回しから華麗なステップを駆使して速攻でトライを奪い返し、
ここでこの試合は勝負あり!
筑波の華麗なオープン攻撃は健在でした。
おそらくここにきて、
対抗戦時よりもかなりチーム力がアップしている模様。
早稲田との準決勝は、
なかなか面白い試合になるかもしれません。
今シーズンの大学選手権。
結局予想通り、
対抗戦組が4強を独占しました。
予想通りに行けば、
帝京VS早稲田の
頂上決戦となりそうな気配です。
チーム力で行くと、
帝京は十分にトップリーグのチームに伍していける力を持っていますが、
早稲田は”大学の中では強い”という今までの延長線上のチームのような気がします。
力の差は、
あると思います。
しかしその力の差がそのままでないのが、
学生スポーツの良さであり、
伝統校の力のようなものではないでしょうか。
帝京が力で押し切るか、
それとも早稲田をはじめとした対抗勢力が【サプライズ】を起こすのか。
いずれにしても、
年明けが待ち遠しくなってきました。