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横綱・鶴竜が引退

2021年03月25日 | 相撲

~日刊スポーツより~
日本相撲協会は24日、理事会を開催し、第71代横綱鶴竜(35=陸奥)の現役引退と年寄「鶴竜」襲名を承認したことを発表した。


国民栄誉賞に近い柔道の金メダリスト、
古賀稔彦氏の死去という大ニュースが伝えられたほぼ同時刻に、
ひっそりと横綱・鶴竜の引退が報じられました。

なんというタイミングなんでしょう。

しかしどこか鶴竜らしいというか、
目立つことを良しとしない、実直な性格で横綱を張り6度の優勝を飾った力士の、
引退発表でした。

モンゴル力士というと、
実力はあるがどこかお騒がせな部分があり、
しかもさすが騎馬民族といわれるような「荒々しい」姿を見せる、
旭鷲山から始まって朝青龍、白鵬などの系譜がある一方、
そんな「荒々しい」姿を見せることなく実直で淡々とけいこをし、
長く土俵を務める旭天鵬、玉鷲、そして鶴竜らのタイプもいるという印象が、
ワタシの中に強くあります。

どちらのタイプも大相撲の世界でなくてはならない人たちなんですが、
鶴竜はワタシも、
穏やかなタイプで特にこれといった特徴もない鶴竜が、
よく横綱まで上り詰めたなあ……と思っていたものでした。

しかしそれこそが彼の真骨頂だったんでしょうね。
稽古で積み上げた足腰の強さと速さ、低さを武器に、
白鵬、日馬富士に遅れて出世し、
横綱まで上り詰めた努力には頭が下がります。

やはり異国である日本までやってきて最高位まで上り詰める人たちは、
ひとかどの人ばかりですね。
日馬富士にしても鶴竜にしても、
インテリジェンスも感じることができます。

ようやく昨年末に日本国籍を取得して、
親方株の取得にもめどが立っているようなので、
今後は後進の指導をよろしくお願いしたいですね。

日本の相撲に身をささげて20年、
そしてこれからも相撲の発展に尽力していくとのこと、
期待とともに、頭が下がる思いです。

横綱として最後の2,3年、
決して満足のいくものではなかったと思いますが、
お疲れさまでした。

最後に一度、
土俵入りが見たかったです。




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