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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

大相撲春場所 日本人大関絶好調 厚い壁、破った?!

2016年03月17日 | 相撲

大相撲春場所4日目。

3日目までに、
横綱3人にいずれも土がつき、
昨日はモンゴル人大関の照ノ富士にも土がつきました。

そして、
今までずっと情けない、情けないと言われていた”日本人大関”3人が全勝でトップ並走となりました。

まだまだ4日目が終わったばかりなのですが、
これが『春の珍事』なのか、
それとも・・・・・。

まずは先場所優勝を飾り”綱取り”を目指す琴奨菊。

昨日も安定した”突進”で完勝。
相撲っぷりに自信がかいま見えて、
先場所から続く『いい状態』を維持していますね。

先場所の初優勝で、
重圧がかかる場面の相撲も体験していますので、
綱取りへの期待は大きく膨らんできています。

そして『日本人の希望』と言われ続けながら情けない面ばかりが目だっていた稀勢の里。
先場所の琴奨菊のまさかの初優勝で尻と闘志に火が点いたのかもしれません。
今場所はここまで取りこぼしもなく、
安定した相撲を続けています。

しかしながら、
稀勢の里についてはまだワタシ『懐疑的』ではあります。
これまで散々、期待を裏切られてきているからね。
勝負所で『気の弱さ』が顔を出さないことを祈っています。

そしてご当地場所で元気な姿を見せているのが豪栄道。
先場所は4勝11敗の大負けで、
今場所はカド番での相撲となっていますが、
大声援を背に生まれ変わったような攻めの相撲を見せています。

本来こういった速い攻めが持ち味の力士。
何だか本当に久しぶりに、
彼の『いい時の相撲』を見ている気がします。

しかしながら、
まだまだ彼自身は緊張感が抜けていないでしょう。
何しろカド番ですから、
勝ち越しを決めるまではケガもできないですから。

もし中日とか9日目とか、
早いうちに勝ち越しを決めて楽になったら、
面白い存在になって来そうですね。
終盤で対戦する大関・横綱陣は、
すごく嫌な相手でしょう。


3者3様、
なかなかの相撲を見せてくれているので、
館内の盛り上がりも、いい感じになっていますね。

加えてこちらもご当地力士である勢が、
本当にいい相撲を見せてくれています。

今場所の相撲は、
『本当の地力が、ついてきた相撲だなあ』
と感じさせてくれるどっしりとした取り口。

”次の大関候補”に名乗りを上げる、
大器本来の姿のように見えますね。


日本勢がとても好調ですが、
立ちはだかる【大きく厚い壁】モンゴル勢はどうでしょうか。

3横綱のうち、
日馬富士は場所直前のケガが響いているようで、
苦しそうな土俵ですね。

それは照ノ富士も同じこと。
今場所は小休止の場所という感じです。

鶴竜はやっぱり『力負け』が多い器がそれほど大きくない横綱なので、
まあ、そこそこという感じでしょう。

2日目に『横綱最多勝』を達成して、
もう塗り替える記録が何もない状況の白鵬はどうでしょうか。

ここ1年ほど、
土俵以外での言動や所作ばかりが取りざたされるようになった白鵬。

ワタシはそれを、
『自身の力の衰えを自覚しているからこその、ある種のイライラの表れ』
だと見ています。

昨今はやたら、
これまでは顔を見せなかったバラエティ番組などにも、
頻繁に顔を出すようになりましたね。

それもこれも、
『大力士ゆえの苦悩、葛藤』
だと思いますが、
そんな力士だからこそ、
晩節を汚してはいけないと強く思ったりしています。

引き際こそが、
その力士の印象を決めてしまうという部分、
やっぱりあると思うので。


という風に見ていると、
またも昨日、
やっちゃってくれましたね。

2日目も琴勇輝に対して、
必要以上に”どすをきかせて”勝っていましたが、
昨日の隠岐の海戦も、
完全に隠岐の海が土俵を割って力を抜いた状態のところに、
お得意の『ダメ押し』をしました。
ケガにつながる恐れがあるので、
力士はこの『ダメ押し』は、
厳に慎まなければならない”相撲のお約束”のところです。

こんな感じの『意趣返し』みたいなことをする横綱って、
ワタシが記憶する限り、
白鵬と朝青龍、
そして千代の富士ぐらいしか思い当りません。

まあ他の横綱については見ていないのかもしれませんが、
大鵬、北の湖、貴ノ花、曙などの大横綱に、
大乃国、武蔵丸、北勝海、若乃花などのワタシがファンだった横綱は、
こんな感じのことはしませんでした。

個人的に言うならば、
こんな横綱らしくない所作をする力士は、
その瞬間になんだか『興ざめ』してしまって、
どんなに勝ち星を重ねようとも、
『いい横綱だった』とは呼びたくないというココロモチになってしまいます。

そんな感じで白鵬を見ているのですが、
まあ、彼の場合このところの数場所を見ていると、
『終盤で息切れ』が定番になっているので、
優勝は本当に日本人力士が連続で持っていくんじゃないか・・・・・
という気がしています。

琴奨菊と勢が優勝争いなんてなったら、
本当にうれしいんだけどな。

そういえば琴勇輝が、
日馬富士を破って土俵上から号泣していましたね。

ケガで苦労をしたということですから、
感極まったのでしょう。

彼の出身は小豆島。

いつも彼の一番には、
小豆島から懸賞金がかかっているので、
『今日は琴勇気、小豆島からの懸賞金、獲れるかなあ?』
が我が家でいつも言われていること。

たくさんの懸賞金をもらって、
ホクホクでしょうね。

そういえば母校の小豆島高校。
21世紀枠で春の選抜に出場します。

更に選手宣誓まで、
引き当てました。

小豆島の人たちは、
19日に琴勇輝の相撲を見に府立体育館へ。
20日には選抜の開会式で小豆島高校の感激の行進と宣誓を見て、
21日に小豆島高校の試合(と初勝利?)を見る。

こんなツアー、どうでしょうか。

盆と正月がいっぺんに来たような、
至福の3日間ですね。うらやまし~~。


春場所の中盤~終盤戦、注目しましょう!


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