それにしても…ラグビー・リーグワンが面白い

3シーズン目を迎えたラグビー、リーグワン。

今年は先のラグビー・ワールドカップの決勝を戦った南アフリカ、そしてオールブラックスから、
15人もの選手がリーグワンのチームでプレーすることになり、
その他にも多数の世界の名プレーヤーが集うリーグとなりました。

これまでは2015年のワールドカップ後、そして2019年のワールドカップ後と、
2度ブレークした時期を迎えたラグビーのリーグ。

かつてのトップリーグ時代にも数多の名プレーヤーたちが日本でプレーしてくれましたが、
何だか今回は、
それとはまたレベルが違う、
凄いレベルの高さになっている感じがします。

それは世界の名プレーヤーだけではなく、
日本の選手たちのレベルがとても上がっているということに起因しているでしょう。

なんだか今季は特に、
スタジアムでぶつかり合い、走り合いを見るだけで、
胸がわくわく、ドキドキするような試合ばかりですね。

各チームのレベルが、
あきらかに上がっているのが見て取れて、
今後にも期待は大きいです。

ラグビーはサッカーと違って、
スタジアムに行くと「サポーター席」みたいなものはありません。
ワタシは2戦を見ましたが、
それぞれにファンは思い思いの応援を繰り広げていて、
なんというか「ラグビーそのものを楽しんでいる」風情が感じられます。

それがラグビーのいいところだなあと、
ワタシも思ったりしています。

横浜で行われた横浜キャノンイーグルスvsトヨタベルブリッツは、
なんと豪華なことに、
両軍のＳＨ、デクラークとアーロン・スミスは、
あのワールドカップ決勝と同じ顔合わせとなりました。

こんなことって・・・・

なんてワタシ、
ホント感動してしまいましたね。

両者ともに存分に持ち味を発揮して、
試合も最後まで分からない大接戦でした。

味スタで行われた府中ダービー、
東京サントリー・サンゴリアス　vs　東芝ブレイブルーパス東京　の試合は、
一進一退の攻防が最後まで続いて、
リーグワン史上最高の観客、32,000人は試合を堪能しました。

サントリーにはあの南アの快速フルバック・コルビがいて、
おまけに松島、尾崎の快速コンビもいることから、
バックスの展開力は素晴らしいものがありました。

しかし今季強化を図った東芝も、
ワーナー・ディアンズ、フリゼル、そしてリーチを中心としたＦＷがゴリゴリとぶつかり、
相手にゲインを許さない凄味を見せます。

さらにバックスに、
ＳＯがあのオールブラックスのモウンガ、そしてウィングには日本代表の快速ウィング、ジョネ・ナイカブラがいて、
こちらの決定力も引けを取らない構成になっています。

試合はこちらも一進一退。
サントリーは今季からＳＯに座るルーキー・高本のキックが素晴らしくこの日も5／5。

しかし最後まで東芝の強力なＦＷ陣に最後までゲインを切れず、
1トライに抑えられました。

東芝はＦW陣の活躍が見事。
サントリーのテンポの速い球出しにもひるまず抑えきり、
バックスではモウンガの変幻自在の多彩な攻撃から4トライを挙げ、
２６－１９でサントリーを振り切りました。

これで東芝は2連勝。

昨年は5位でファイナル4（準決勝）進出を逃しましたが、
今年はそれ以上、優勝を狙いに行っていますね。

サントリーもこれからアルゼンチンのＳＯも入団するという事で、
ますます強化されていくでしょうから、
楽しみです。


神戸もレタリック、サベアなど”音に聞こえた選手”を中心に好調。
敵地でヤマハを破り連勝を飾りました。

昨季優勝のクボタスピアーズ東京ベイも、
開幕戦ではこっぴどくやられましたが、
2戦目では今度は相手をボコボコにして今季初勝利。

スーパー外国籍選手が居並ぶＦＷ陣は壮観です。
一方この試合も0－75と一方的に敗れた三重ホンダヒート。

正直1チームだけ、
非常に実力が劣るのではないかと思われます。
もう一度立て直さないと、
今季はずっとこのままかもしれませんから、
「本気の立て直し」お願いします。

昨年前半戦に「プチブレーク」を果たした相模原ダイナボアーズ。
今年も開幕から2連勝と絶好調。
昨年以上の活躍が期待されます。

優勝の大本命、
埼玉パナソニックは順調です。
やっぱりこのチームは、
激しさや速さとともに、
きちっと規律を守れるという強さがありますね。

今年は堀江の最終シーズンでもありますから、
優勝は譲れないところでしょう。

ということで、
リーグワンは本当に面白い。

年明けからも、
どんどん盛り上がってくることでしょう。