セットリストが神奈川相模原での公演と違ったのはもちろんですが…
ステージの完成度がやはり上がり、初日にあった音響機材の不調もありませんでした。
神奈川公演では、唯さんが1ヶ所歌詞を間違えるという小さなミスもありましたが今回は大丈夫でした。
(小倉唯のステージは口パクだなんてデマ流してる輩は話にならない)
客席のコールやハンドクラップ、振りまねの練度も上がって、より一体感の高まりを感じられました。
彼女の故郷・群馬での公演ということで、ご当地キャラの「ぐんまちゃん」「あおま」「みーみ」(CV小倉唯)も登場して一緒にダンスするなど、ほっこりする場面も。
そして最終盤のMCで唯さん、声を詰まらせて思わず涙。初のソロライブツアー以来、8年ぶりの故郷での凱旋公演にかける意気込みが強く…
それが、ステージと客席一体となった大成功になったことがよほど嬉しかったのでしょう。
そしてMCの中で…
「一人でやっていると、やっぱり寂しくなることもあるんですよ…」
と本音を吐露。
「私はこれでよかったのかな、これでいいのかな、と不安に思ったり。これだけ長くやってるとなおさら…」
とも。
ひとりでやっていると…というのは今のグループアイドルしかいない中で、昔のピンアイドルみたいなことをしているから、とも取れるし…
石原夏織さんとのユニット活動「ゆいかおり」を振り返っての、一人の孤独や不安を語っていたのかも。
あるいは、プライベートなパートナーがいないことの寂しさなのか。
唯さんも三十手前で、同級生はどんどん結婚したりお子さんができたりしている様子ですからね。
「長くやっていると」というのも、今さら後に引けない道を、遠くまで歩いて来てしまったという既成事実への戸惑いや不安なのでしょうかね。
それでも…
「今日この会場で皆さんと一体になれた体験が、寂しさや不安を振り払ってくれたような気がします。ありがとう」
と…そこでの涙でした。
彼女が涙するのを見たのは、いつ以来でしょうか。
今年はお正月からいろんなことがあったから…体調不良での離脱に加えて、大きな怪我もしたし。
そんな様子を見たらもらい泣きせずにはいられませんよ。
少女のころはよく泣いていた唯さんですけれど、すっかり強くなって、まるで有能な女社長みたいになったと思っていたのですが。
でも、若いころはただただ健気に頑張っていた彼女が、そんな人間らしい姿、弱さや本音をちゃんと見せられるようになった。それもまた成長なのかも。
いい公演になりました。帰りはまた「お見送り」のプレミアチケットが当たっていて。
今度は黙ってあるハンドサインをしたら、ちゃんと返してくれました。
そして1日経った昨日、思わぬ「ゆいかおり」案件がネットで流れてきました。
と言っても、声優音楽ユニットの復活の話ではないのですが…
小倉唯、石原夏織のコンビで、とある本(ライトノベル)のダブル主人公キャラクターのCVを務めた動画が発表されたのです。
こちらがプロモーション動画。
本自体は11月7日に発売なのですが…
それに先立って5分あまりの尺のオリジナルボイスドラマが、この2人の声で作られて発表になりました。
一瞬、ハード系百合ドラマかと思ってドキドキしてしまうやつですが。こちら。
いずれにしてもゆいかおり案件であることは確か…なので、音楽ユニットゆいかおりの「亡霊系ファン」がもっと大騒ぎするかと思ったのですが…
今のところそこまでではない様子?
まだ周知が不十分なのか。
みんなもう「成仏」しているのか。
まあ若い世代の人たちにとっては、ゆいかおりなどもう「伝説」の中の存在で、化石みたいなものなのかもしれませんが。
でもこの二人が「共演NG」みたいな関係ではないということがわかったので、ほっとしました。
唯さんはときどきネットラジオで夏織さんのことを口にするのに、夏織さんは唯さんについて公の場では最近触れない様子だったので…
もしかしたら嫌いになったのかなと。
そうではない様子。
それならこの作品が二人の共演で、是非ともアニメ化されるよう心から願っています。