アニメ「K」を噛みしめる

ひたすらアニメ「K」を語るブログです。

アンナ語り~PINK 来楽零~2013年4月28日

2013-04-28 | GoRAさんK語り
この頃日曜日ツイート恒例になっている GoRAさんのキャラ語り、今日はピンクさんのアンナ語りでした。

GoRA‏@GoRAproject4月28日
ここしばらく毎週恒例になってきましたキャラ話ツイートですが、今週はアンナのことをつらつらお話したいと思います。(ピンク)

アンナは、「K」のメイン登場人物の中で最年少の小さな女の子ですが、精神的にはものすごく強い子なんじゃないかと思っています。齢十一歳にして、たくさんの「出会い」と「別れ」を経験しています。

これは小説版の『K SIDE:RED』のちょっとしたネタバレになるかもしれませんが、アンナは幼少の頃から色々つらい目に遭っています。ですが「愛されなかった子」では決してありません。愛されて、けれど愛してくれた人と何度も別れなければならなかった子ですね。

両親と、叔母と、十束と、周防と。色々な人がアンナにあたたかいものを見せ、けれど別れなければならない運命となっていったわけですが……アンナは「見る」という宿命を負っているような子なので、消えていったすべての大事な人たちを、その目と心に焼き付けていったのかなと思います。

「K」には自分勝手というかわからずやというか、自分の意思をテコでも曲げない人たちがいますが、その中でアンナは忍耐の子のように見えて、「見届ける」と決めたなら決して後悔はしないような強さもある気がします。その強さがあるからこそ周防に寄り添えたのかなと。

アンナは「赤」しか認識できない色覚の持ち主です。そんなアンナの世界で、鮮烈な「赤」を見せてくれた周防は、アンナにとって世界を色づかせてくれる人だったと思います。同時に、アンナは周防の「赤」の危うさも知っていたのではないかと。

そんな周防の側を選び、周防の近くでハードな世界を見てきたアンナは、無垢なだけじゃない強さを持っていると思います。

そんな幼くして重いものを背負った子ですが、愉快な一面もありますね。ラジオドラマで自販機の間になぜか挟まっていたり、GoRAのサイトで公開している掌編では魔が差してやらかしていたりと、時々奇行をとるようです(笑)

昨日発売されましたARIA6月号に掲載されているお話には、アンナがたくさん登場します。タイトルは「王と姫の優雅な一日」。周防とアンナのほのぼのしたお話です。周防とアンナの色々な一面が見られるかと思います。黒榮さんの描かれるアンナがとてもかわいいです!

この頃のアンナはSIDE:REDの時やアニメ本編の時より元気な感じがしますね。シナリオを出した時、担当さんに「今回は無口コンビがよく喋ってます!」と言ったのですが、読んでくれた担当さんからは「……そうですか?」と首を傾げられました……。と、当社比でよく喋ってます。

先週、GoRAのサイトで、「K on the SIDE 2」としてイエロー、レッド、オレンジによる3本の掌編が掲載されましたが、これは近々出る予定のムック本にも収録されます。

この3本以外にも他のメンバーの書き下ろしや、以前タブロイド紙に掲載されたレッドによるシロに出会う前のネコの話「ネコはまだ知らない」、イエローによる伏見と八田の中学時代の話「Small World」も収録されます。ムック本の詳細はまた後日お知らせできましたらと思います!