アニメ「K」を噛みしめる

ひたすらアニメ「K」を語るブログです。

K RETURN OF KINGS 第5話「Ken」

2015-10-31 | 「K」語り
「Ken」って人の名前?
という程度の知識なので、調べてみました。
意味は、「理解,知識,認識;視野,視界」ということです。
石盤に対する理解、知識とか、動かない比水流の視界とか、そういう意味なのかなと理解しました。

初っぱなから赤青モブが大活躍でしたね。
アンディの格好いいこと。
1期の時に比べると、モブたちの描かれ方がすごく丁寧でめちゃ動いていて、これが他のアニメだったら主役級の動きで、「やっぱりKすごい!」と思いました。

つい、うるうるしてしまったのが、御柱タワーで黄金のクランのウサギが、シロに今後の行動の裁可を仰ぐ場面。
あのおじいさんウサギについての物語は、コミカライズ「K-カウントダウン-」1巻の第4話「さよなら旧友」に出てきます。
ご存じない方々にご説明しますと、彼は今は亡き黄金の王、國常寺大覚がドレスデンから帰った直後頃から、付き人として仕えていた人物です。若い大覚にとっては、小僧の方がいいだろうということで選ばれた、仕え始めた当初はまだ14歳の少年でした。
彼は國常路の分家の長男で、実は大覚の動向を探るために、密かに遣わされていたスパイだったのですが、大覚はそれをも見通していて、「一族の派閥争いなどという些事にかまけている暇はない」と言いながら、彼を側に置きます。
そして数年後。
ヴァイスマンの乗った飛行船を見上げながら、「私だけは理想の王となってやろう、だからそこで見ていろ」と言う大覚を見て、少年は大覚の手足となる同胞になることを決意します。
分家の長男である彼は、
「今ここで名も個も捨て、誇りを持ってあなたの駒となりましょう」
と言い、大覚は
「私と共にこの国の礎となれ」
と応えます。
そうして数十年、あの少年が今に至るまでずっと、國常路大覚の手足となって働いてきたのでしょう。
なんだかこのシーンについて書きすぎてしまった感がありますが、カウントダウンの物語の中で、一番好きなお話だったもので、あのウサギの姿が映像で見れたことが本当にうれしかったです。

一方、青のクラン宗像礼司は、総理大臣と会っていました。
高圧的に出る宗像室長と、うぐぐ、となる総理大臣と、彼らを少し不安げに見る淡島副長。
少しばかり不穏な雰囲気を醸していました。
シロと草薙の会話でも、宗像の心配をしていましたし、今後の一番の懸念事です。

そうしてコトサカを介してシロに接触してくる比水流。
やっぱり1年前の事件は裏に比水流がいたんですね。
人類進化促進装置である石盤の力解放という比水流の提案に、過去の自分の夢と、國常路大覚を思い出し、「丁重にお断りするよ」と答えたシロに、「お望みならば戦いを」と言う比水流。

来週はついに比水流が立ち上がります!
PVで見た姿が登場すると思うとワクワクします。