「人は自分の置かれている位置に不満があるとき
すぐにまわりの状況のせいにするけれど
この世で成功する者は
ほんとうに自分が求める状況を探しにゆく人
あるいはそれを自ら創り出す人である」
ジョージなんとかという人の言葉であり、絵本作家ターシャ・テューダーの座右の銘だそう。
まさに、今の私をはっとさせる言葉。
自分の心に素直でいたい。そうなれる状況をつねに保っていなければ。
私は心豊かな暮らしを望みます。
心豊かとはつまり、日々のなにげないちいさな幸せをいちいち敏感に感じとれる心の余裕というか、風通しのよさ。寛容さ。
忙しくてからだは疲れても、心が喜ぶことをしていたい。
自分が喜んでいなければ人を喜ばすことはできないと思う。
それは「心から」という意味で。表面をごまかしたり塗りかえたりすることはいくらでもできる。
でも、そんなんじゃひとりひとりの心の奥底にある真の心に触れることはできない。
真の心。
私がいつもいつもだいじにしたいと願っているもの。
だいじなものはなんだって簡単には見つけられない。隠されたものだ。だから見落としがちで、忘れがちで、どんどん奥のほうに押しやられてしまう。
ふと、なにかがきっかけになってそれが湧き水のようにあふれでるときがある。
あの感覚。
すぅ、と内から澄んでいくようす。よけいなものがはらはらと剥がれ落ちて、頭も心も身体も冴えてくる。
目の前にあらわれるのは、まっすぐな一本の道。
迷うことなく私はただ、そこをゆけばいい。
私はすこしでも多くの人に、だいじなものをあの感覚で呼び戻してほしいと願ってる。わたしがそうであったように。
そしてそのきっかけになるなにかを創りたい。
そんな思いが生まれてきた。
だけど、まずは、自分自身から。
真の心に忠実に。
まっすぐに、生きていきたい。
どんな状況に置かれてもその思いをだいじに守っていきたい。
私の願いとは、つまり、それだ。
これは一年前の私の言葉です。
古いワープロで印刷した感熱紙のそれは、真ん中に線が入っちゃってるしはげてもう字が消えはじめている。
仕事を辞めることを決意したころ、つらつら書くことで思いを整理していた。
社会に出て押しつぶされそうな現実に立ち向かいながら、だいじにしたいものをだいじにできないのは何よりもつらいこと。
「ひとは身を守るために心を閉ざします。
傷を見ないで忘れることで痛みがやわらぐから。
そうやってやがて知らないうちに心は死んでゆくのです。」
ぼんやり生きていられません・・・!