マルコポーロ東方見聞録
おかしなジパング図版帖
これは面白いです。
想像で書かれたとされていますが、実際にここに描かれているような様子だったのかもしれません。
というかそう思ってます。(全てかどうかはわかりませんが)
日本についての絵や文章が書かれた場所や年代によってテーマの対象とされた人々が別の文化習俗を持つ人々だったり、人種が違ったりしたのではないかと感じます。
人々のほかに、景色や建物の 様子も違っていたりします。
前回のウ◯コについての本もそうだったのですが、この本も読みながら何度も笑ってしまいました。しかもしばらく笑いが止まらなかったりも。
江戸参府とやらが始まってからとそれ以前では描かれる日本の様子は大きく変化したやうに感じます。
しかも江戸城では当時の権力者(将軍)の前でおかしな芸をさせられる様子やそれを不満に感じた様子などが生々しくというか、よく言えば生き生きと説明されていたりもします。
「非常に誇りが高く、物騒な人々である。」
「槍持ちや駕籠かきは、衣服の後ろの裾を非常に高くはしょっているので、自分のしている褌が幾らかは足しになっても、十分には隠す役目を果たさず、下半身を全て露にしているのは、実に笑うべきことである。」
「魚族の多く生息するドニ河」
「比丘尼の僧院はほとんど娼婦街となっている」
まだ半分ほどしか読んでいないのですが、1543年に日本が「発見」されたとあり、紹介されている内容から察するに、時代を下るにつれて不自由度が増し、支配体制が強化 されたような印象を受けます。
また、ヤパン(Japan)の語源は「野蛮」だと匂わせているような描写もありました。
やはり武士というものは言われるような崇高さを持った人々ばかりではなかったのでしょう‥と思わされます。
(八歳で元服して刀を持ち歩いていたという説明もありました)
以前、「阿呆船」という本を紹介していた方がありましたが、それによれば様々な阿呆が大勢ナラゴニアへ向かったとありました。そのナラゴニアは日本の奈良なのではないかと。
関西圏では阿呆という表現がよく使われています。(比して関東圏では莫迦(馬鹿)という表現がされます)
もしかすると過去に関西圏に海外から大勢の阿呆たちが送り込まれたのかもしれないと思うとともに、Japanの語源は野蛮であるというのもあながち的外れではないような気がしなくもありません‥。
ちなみにYahooの語源はヤハウェだという説もあります。
(しかも関西圏では局所的に悪辣な呪術が蔓延している場所もあったりします)
過去のこの国は一体どんな様子だったのか‥
とても気になるところです。
歴史が大きく変えられているということは以前から複数人より聞いています。
最近明治悪ばかりが目につきますが、封建制度の武家社会の方が支配的だったのかもしれないなどと思わされます。
自分が生まれてからこれまで過ごしてきた歴史から見ればごくわずかな時間の流れの中ですら年々人間の精神劣化が進みゆくように感じていましたが、ここに書かれる日本発見から江戸時代までのおよそ300年ほどの経緯においても時を経るにつれて人間の劣化が進んでいるように感じられてなりません。
明治維新というのは最近よく言われるような悪いものだったのでしょうか?疑問に思います。
(維新直後に悪辣勢力により乗っ取りされたということも何度か聞いています)
わたしの知る戦前の教育を受けた方々の中には崇高な精神をお持ちの方が少なくありませんでした。
実際に維新後に水面下に潜んで影の支配層となった、海外悪と繋がった維新以前の権力者たちの中にこの国を劣化させた人々があることは間違いのない事実なのだと思います。(もちろん良識派の人々もあったと思いますが、その中にはまつろわなかったがために潰された人々は少なくなかったと確信しています。)
真実の歴史はとても残酷なものだと聞きました。だから本当のことは知らせないでおこうとしたとも。
しかし隠された、伏せられたことが禍根となり災いを生み、また隠したことにより悪事を増長させてしまったという側面があらことは否めないのではないかと思ったりもします。
やはり思うのは、良いことも悪いことも含めての実績であり歴史なので、不都合なことを隠し取り繕うのはいかがなものかと思います。
特に元の持ち主から盗んだり奪ったりした財や技術を元の持ち主やそのゆかりの人たちを攻撃するために悪用するのは本当にやめてほしいと常々思っています。
こんな感じ。