函館出身の私が青森に来て大好きになったのは、青森駅近くの市場や商店街です。
全国的にも有名な函館朝市は売り手の商魂がたくましすぎて、市民にとっては「観光客用」という感覚です。
でも、青森市古川(ふるかわ)界隈にはまさに市民の台所。
普通に買い物する津軽マダムの姿をたくさん見かけます。
さらに、映画のロケにも使えそうな、昭和なスポットがたくさんあって、何度行っても飽きません。
タイトル画像は、先日、久しぶりにニコニコ通りを歩いていてみかけた看板。
ニコニコ通りの名前の通りのスマイルマークが多いなか、笑ってないけどキュートなお顔の看板です。
皆さんも探してみてね!
ニコニコマークにほっこりしながら商店街をブラブラしていたら、金物屋さんで見かけたのがこちら!
何だかわかるかな?

答えは「わらじ」です。
しかもねぶたや祭りの時に使うものではなく、実は恐山の参拝用なんです。
履くこともできないことはないけど、強度が弱いので実用向きではないそうです。
恐山では参拝の際、このわらじの鼻緒のところに亡くなった人の名前を書いて供えるのがしきたり。
今月20日から大祭が始まるので、880円とお高めながら、この時期は売れ筋商品なのだそうです。
昔は弘前にも職人さんがいたそうですが、最近はわざわざ佐渡島から取り寄せているとのこと。
「だから高いのよねー」とお店の方。
皆さんも恐山参拝の際にはお立ちより下さい!