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*今回は、船上の愉しみの一つ、デッキからの眺めを紹介します。
デッキから眺める良さは、ゆったりと時が流れるままに身を任せられることです。
朝夕の紅に染まる遠景の島影や中世都市。
早朝の青味を帯びた暗闇に浮かぶ島影、そして漁船や町の灯火が宝石を散らしたように煌めく。
太古からの姿を留める大自然に囲まれた海峡を、風や陽射しを受けながら進む。
入港や出港時の眺めも感動出来ます。国の違いや、気候帯の違いで、様相は変わります。
デッキから眺める長所は、24時間、好きな時に眺められる事、自然や都市を近景から遠景まで高い位置から見下ろせる事です。
* 早朝、入港時の光景
「早朝、インド洋の島に着岸している」
「早朝、大西洋、テネリフェ島に向かっている:別のクルーズで」
*日中航海中の眺望
「スエズ運河を航行中:船で行くと、高い場所から周辺をじっくり見れる」
「チリ、パタゴニアの氷河地帯を航海中」
「眺望できる前方デッキ」
*ここで撮影について注意を一つ。
乗客2500名の内、この前方デッキで前方の景色の写真を上手く撮れる位置は、せいぜい30~50名ぐらいの広さかありません。
他にも眺望が出来るデッキはありますが、障害物や、取りたい景色の船からの向きによって、最適な場所は刻刻と変わります。
素晴らしい撮影を望むなら、進行経路を予想し、数時間前から場所取りをする必要があります。
それでも賭けです、景色と船の進行経路が正確に予測できないので。
船内のディスプレイに、地図と現在航行中の航路は表示されいるので参考には出来ます。
「ビュフェ・レストランからの眺め:別のクルーズより」
船の航跡、海ごとに変化する雲の形や海の色、様々な波浪を眺めたりするのも、良いものです。
* 出航の別れ
「リスボン港からの別れ」
存分に街を愉しんだ後に、別れを告げるのは、いつも感慨があるものです。
*朝陽、夕陽
「夕陽」
ワールドクルーズでは朝陽と夕陽が楽しめ、雨の日は数日だったのでおそらく夕陽だけでも100回以上見ているでしょう。
西の空に雲がかかっている事があるので、水平線に陽が沈むのを最後まで見れるかハラハラドキドキしながら20~30回は夕陽を見ていました。
*真夜中の航海
「ジブラルタル海峡を真夜に通過:別のクルーズより」
夜空の星、南太平洋でしか見れない南十字星や星座を眺めることも出来ます。
*もう一つ、お薦めの眺めは、船が港に1泊停泊している時です。
「リスボン、我々のクルーズ船がここに一泊」
船が埠頭に夜通し停泊していると、船から降りて、付近を自由に散策し、また何時でも船に出入り出来ます。
夜の街に出ても良し、埠頭付近の港の施設や公園を散策するも良し、また照明で浮かび上がるクルーズ船を眺めるも良しです。
乗客2500名もいるので、それなりに、船の周辺は人が溢れています。
この楽しみ方は、港と都市、繫華街との距離や治安に制限されるので、すべての1泊寄港地でと言うわけにはいきません。
次回に続きます。
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