僕の名前はどこだ? 雨が、強く降っている。
僕の名前は、子供の頃から不思議な感覚で、いつも響いていた。
自分の名前なのに、自分のものでないような感覚。
宙に浮いてるかのような浮遊感。
手元からスルリと抜けるかのような、掴み所のない
不思議な感触。
名乗る時、いつもいつも、その不思議な浮遊感が口元から滑り落ちるのが
不可解だった。
物心ついた時から、今もずっと。
名前なんてものは、そういうものなんだろうか。
自分のようで、自分でない。
明日から、『僕はジョニーです』と言ってしまえば
それでもしかしたら、通用してしまうかもしれない。
そんなもんか?
子供の頃からの、宙に浮いた名前を
今日も宙に浮かせたまま、まんまと過ごしていた。
誠実に、浮いたまま。
かなりニュートラルに、浮いたまま。
明日も、僕の名前は、この名前で
宙に浮いたまま、空を飛びながら
不可解な不思議に、困惑しているだろう。
ジョニー? 笑うなあ。
僕の名前は、子供の頃から不思議な感覚で、いつも響いていた。
自分の名前なのに、自分のものでないような感覚。
宙に浮いてるかのような浮遊感。
手元からスルリと抜けるかのような、掴み所のない
不思議な感触。
名乗る時、いつもいつも、その不思議な浮遊感が口元から滑り落ちるのが
不可解だった。
物心ついた時から、今もずっと。
名前なんてものは、そういうものなんだろうか。
自分のようで、自分でない。
明日から、『僕はジョニーです』と言ってしまえば
それでもしかしたら、通用してしまうかもしれない。
そんなもんか?
子供の頃からの、宙に浮いた名前を
今日も宙に浮かせたまま、まんまと過ごしていた。
誠実に、浮いたまま。
かなりニュートラルに、浮いたまま。
明日も、僕の名前は、この名前で
宙に浮いたまま、空を飛びながら
不可解な不思議に、困惑しているだろう。
ジョニー? 笑うなあ。