
半分は、細かな円を描きながら、遥か未来まで続いていく
半分は、沢山の縁を紡ぎながら、遠い過去から続いてきた
君と僕とで半分こ
あの人とあの人で半分こ
その心と命で半分こ
着地して、点を打ち、伸びて、跳ねて、春のように淡いけれど
力強く
過去から未来へ
小さな星を遥か未来へと運んでいくみたい
螺旋状に遥か未来まで続いて行くから、誰かと誰かで半分こ
咲いて散って遠い過去から続いてきたから、空と大地とで半分こ
そして
青い海が全てを繋げていると
僕の中の見えない円が、廻りながら『半分』という完全体の夢を観る
*写真は、庭の山茶花です