
あの人が大好きだったコッペパン
偶然にも、偶然に成り行きで入ったお店で発見
偶然なのか運命なのかは定かじゃないけど
あの頃探してもなかったのにね、不思議な物だなと思いつつ
コッペパンとの思いがけない遭遇に
こっそり喜んだ午後でした
目を瞑る時、どこまでもどこまでも幸せな景色を思い浮かべた
そんな景色の中にいてくれるように
銀杏の木は爽やかな新緑で
その下、見上げる景色はどこまでも穏やかだった
五月の午後に出会った素朴なコッペパン
素朴で可愛くて僕も大好きなのだ
あの人と僕は好きな物が似ているのだ
そんな午後とそんな小さな出来ごとに感謝
ただいま