紅色

１０月３０日、火曜日。
午前３時５１分。
星空。


窓からのみえるのは、寝静まった町と星空と月と
少しひんやりしている
深呼吸を何度もしたくなる美味しい空気です。


新聞屋さんのバイクの音が聞こえてきて
もうすぐ朝なのだなぁ、朝早くからすみません、ありがとうございます
という気持ちになります。
まだ３時台、みんな眠っているのでしょう
バイクの音が聞こえなくなるとシーン…として静かです。



…と、書いていたところで眠ってしまいました。
ただいま朝になり空には太陽が輝き
秋晴れの爽やかな空が広がっています。
風が気持ち良いです。


母が毎日録画して観ている番組“心旅”。
心旅は宮城県編の旅の様子が映っていました。
港？というか海辺は整備が進んでいるようでした。


火野正平さん(漢字は合っているかな？)が訪れた神社さんでは
七五三の御祈祷というのかな？
呼び方が分からなくて申し訳ないのだけれど
きれいな和服を着た女の子が映っていました。


七才の女の子なのだね、ああやって
神様の前で御祈祷して頂いたり
ご挨拶したり
七才まで無事に育って感謝したり
また、無事に育っていけますようにとお祈りする
素晴らしい日本の風習だなぁと思いました。(風習という表現で良いのかな？)


震災があったのが、２０１１年。
７年前。
きれいな和服を着た女の子は７才。


女の子が生まれた頃、あの震災があったのか…と思ったら
ふと思いました。
神様が


あれから７年経ったね
よくここまでみんな頑張ったね
みんなよく助けてくれて支えてくれたね
ここまで大きくなったよ(復興したよ)
これからも頑張ろうね
この女の子のように
そう
未来は希望だよ


と、言っているような
いつもの僕の勝手な想像(妄想)だけれど
そんな風に思いました。


実際のところは分からないけど
復興したところも
まだだよという所もあるかもしれないけれど
食堂は生き生きとしていて
町もきれいに整備されていて
でも、まだ工事していたりもして
いろいろなのだなと見ていて思いました。


これからも、さらに復興していって
偶然、神社さんで御祈祷していただいていた七五三の女の子のように
ここまで無事に育った
そしてまだ、これからも無事に育って
素晴らしい大人になるまで
よろしくね


…と、またまた勝手な想像(妄想)で申し訳ないけれど
神様が言っていたりして？なんて思いました。
想像ばかりで甚だ申し訳ないけれど…m(__)m



あぁ、そうか
あの女の子と同じ年月
あれから７年経つのだなぁと
テレビを見ていて思った朝でした。


テレビでの地震、津波による映像は
かなりショックだった７年前
いまだにテレビで見るとショックなのは変わらないけれど
ああやって復興している風景を知ると
こころから良かったなぁ…と思います。



紅色の着物の七才の女の子が振り向いて
また神前に向いた時の女の子の後ろ姿を見ていたら
涙が出そうな気持ちになりました。
何もない土に芽が出るように
全ては再び生まれて育っていくのだなぁと。


朝から
七五三の風景が拝見できて感謝でした。
日が当たる坂道は気持ち良さそうだったなぁ。
(緩やかな坂道が映っていました)



今日も秋晴れ
鳥が鳴いて、秋桜が花びらを輝かせています。
秋花粉やカゼなど気を付けて

良い日を！







*

鎮守

動揺する心を鎮めるのは
ほんのささやかなもの
ほんの少しの光のようなもの
例えば
誰かの微笑み
降り注ぐメロディ
風に揺れる梢
空に浮かぶ雲を追いかける鳥
ほんのささやかなもので良い
鎮まったら
月は歌いながら夜を守る









*