星の光

３月１１日、木曜日。
午前３時０９分。
曇り。


窓から空を見たのは、５，６分前。
星空を想像していたけど曇っていて“星が見えない…残念”と思ったら
雲は、ゆっくりと流れて
雲と雲の隙間に星を１つ見せてくれました。
“あぁ、星だ、ありがとうございます”と思っているうち
また雲は流れ、もう１つ星を見せてくれて
今夜は星が２つ見えました。


午前３時。
さすがに家々の明かりは消えていて
街灯や、新聞屋さんのバイクの明かりくらいです。
この時間は冷えるかなと思いきや
昼間がとっても暖かかったですから
その続きとばかりに寒くない夜、春の気配濃厚な夜です。
春の夜です。


日付変更線を越えたので昨日になってしまうけれど
昨日は、暖かかったです。
温度しかり、匂いしかり、花しかりでした。
花粉量がすごかったです。


ついこの間、２月だったのに
毎日を慌ただしくアワアワと過ごしているうち月日は経過、
すっかり春のようですね。
相変わらず、時間の流れに置いてきぼりです。トホ。


置いてきぼりだけど
最後尾どころか、何周か遅れになっている気もするけれども
何とか時間の流れについていって
日本の季節を愛でていたいと思います。





今日は、３月１１日です。
東日本大震災から１０年です。
記憶は古びてなんて全然なく
１０年経っても
３月１１日は、３月１１日です。


津波の風景が
テレビ越しとはいえショックだった当時です。
今もまだ、やはり衝撃を受けると思います。
１０年とか時間の概念なんてなく
僕の場合は、特に父だけれど
亡くなった人に対しての気持ち、哀しみ、それだけでない複雑な感情は
あまり時間関係なく
消えるまでの時間なんて関係ないと思ってるので
だから、１０年とはいえ
数字はそんなに意識はなく。


“哀しみ”というものは時間の流れはどんなに経っても
多分、そう簡単には消えないと思うのですが
でも、少しでも涙が乾くように
でも、少しでも元気になりますように
沢山の哀しみが
行き場のない気持ちが
癒しの、元気の毛布でくるまれていますように。


今日は、いつもに増して
お仏壇で手を合わせる時は長くなるような
毎年そうですけど
空にいる魂に
手を合わせたいと思います。



今日は、東北の方々と、お空の魂とに心を寄せて
哀しみをシェアしていたいと、そうできたらと
今年も、こっそり祈らせて頂きます。


心より
ご冥福をお祈りします。
少しでも安らかであるように
沢山、安らかであるように



今日も日本中、みんな元気で。
思い出して辛いこと、哀しいこと
あるかもしれないけど
生きることってしんどい時もあるかもしれないけれど、
そんなしんどい心に寄り添っていられたらと
辛い時は心を休ませて
自分自身を大事にして
元気でいてほしいなと、また元気になってほしいなと
願って願って願ってやまない
祈るばかりの僕ですが
元気でいてほしいなぁ、元気になってほしいなぁ。
幸せでいてほしいなぁ。



哀しみにいる人に、辛さを感じている人に
心を寄せて


今日は、３月１１日
忘れない日を想い、さまざまな想いを想い
天も地も
安らかで元気でいてくれますように。

今日もファイトで
良い日を！


東北に
そして日本中に
心を、エールを寄せて
春の夜







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