Catch the words

from Shizuoka/name is "slide"

横顔

2007-07-24 | Weblog
辿り着いたら、そこには誰がいるのだろう。
どんな景色で、どんな風が吹いているのか。

あなたの横顔が とても綺麗だったから
少し、戸惑った。
いったい僕は、何してるんだろう?

あなたの声が、とても伸びやかだから
なんだか、恥ずかしくなった。
僕は、なぜ戸惑ったり 恥ずかしくなったりするんだ?

気持ちばかりが馴染まず、この景色の中で僕はいつも うろたえる。
冷静な自分が 何かを背負っている。

君がいてくれて 良かった。
あなたを 大事にしていたい。

うろたえながら、そう思うんだ。
ここでも、そう思うんだ。

ぎらぎらした光をよけて
木陰で 一眠りしてくるよ。

目覚めたら、そこには誰かいるのかな。
風は吹いてくれるだろうか。


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夏草

2007-07-24 | Weblog
地平線、ここからは見えない。
水平線、見にいこうと思えば見える。

地面の上を鳥の影が通り過ぎたんで 顔を上げたら
暑くて穏やかな空が 広がってた。
夏休み。
夏休みの香りって、こんなだったよな。

地平線は、なかなか見ることができないが
沈む夕日が、教えてくれてる。
水平線には、なかなか行くことができないが
いつか船出がくる。

夏休みは、穏やかな空のした
夏の香りを 放っているらしい。

その傍で、夏草が夕風に揺れている。



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階段

2007-07-24 | Weblog
僕らは毎日、常套手段で階段を昇る。
上へ上へと昇る。
時に、無様に滑ったり。
足 踏み外したり。

手摺りを持ちたければ、持って昇ればいい。
真ん中通りたきゃ、通ればいい。
休みながら行きたきゃ、休めばいい。
ミニスカートはいて昇りたきゃ、はけばいい。
たまには、エスカレーター使ったって、いいんじゃない?

どんだけ階段は長いのか、角度はきついのか
分かるはずもないこの浮き世。

空も大地も、海も水たまりも
見てるぜ?
僕たちの常套手段を。
毎日の細い手指を。
許しを請う浅い眠りを。



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blue hope

2007-07-24 | Weblog
A blue polo shirt.
A black watch.
The green ground.
Old sneakers.
A new day.
My thought.
The sky of the light.
A blue roof.
The blue earth.
The transpararent future.
Our regret and hope.


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子供の頃の話。

2007-07-22 | Weblog
子供の笑顔というものは、何故あんなに濁りがないのだろう。
昔は僕も、あんな笑顔をしていたのだろうか。
想像つかない。していたのかも、しれない。
親戚の方々には、結構可愛がられたような気もする。

子供の頃の記憶というもの。
かなり鮮明である。
景色、色彩、大人の表情、大人の感情、インテリア。
自身の感情。

祖父母の家で飼われている犬は、やけに大きく見えたが
今思えば、普通の大きさだったんだよな。
顔を舐められるのが嫌で、逃げてばかりだったが
それが最高の 犬の愛情表現なのだから、申し訳ない気分になるね。
思い出すと。

大きな夏蜜柑の木や、細長い池、大きな庭の草花。
(敷地だけは広かった)
飼われていた兎や猫、犬。
コロなしの自転車に乗れるようになったのは
祖父母の家の庭。
夏蜜柑の木も、きっと見ていた。

祖父母は、幸せだっただろうか。
今は二人とも、この世界にはいない。
今は、全て懐かしい思い出。
家も庭も、今では違う景色になってしまった。
夏蜜柑の実は、とても大きかった。
木の陰で、犬はよく涼んでいた。

子供の笑顔を、なるべくなくさないようにしていたい。
僕には子供はまだないが
僕のまわりの子供には、なるべく できれば どうしても
笑顔でいてほしい。
泣くことも、子供の仕事だけどな。

その笑った記憶を
覚えてなくてもいいから
細胞に皮膚に 刻みつけながら、育っていってほしい。

笑っていたことを大人になってから
気紛れに思い出してほしい。

子供への贈り物。
お金でも、ゲームでもない。
そんなもの。

犬と夏蜜柑が くれた景色。



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