Catch the words

from Shizuoka/name is "slide"

2008-05-21 | Weblog
なんて世界は、ただっ広いんだろう と思う度に
なんて僕は、吹けば飛ばされるほどのミクロなんだと

本当にここに存在しているんだろうかと身に染みて
存在意義なんてものを探してみる

そんなもの探す必要あるのだろうか?

今を、過去や未来よりも現実として意識していれば
探す必要なんて、これぽっちもないのではないか?

世界のイメージのように
光る玉を包む線のように

今という瞬間から何もかもを放っていったら
そこに、春先に芽を出す蛍光色の緑のように

存在意義も
あるのではないだろうか

まだ萌えだして間もない精神があるなら
このまま探すことなどはせず

みっともない程に
笑われても構わない程に




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イメージ

2008-05-21 | Weblog
あくまで僕のイメージ


例え自らが望んでいなくても
自らの中心から放射線状に何本もの線が伸びていき

大きくて淡く、時々強く光る玉を包み
自らの反対側の、見たこともない裏側の大地に佇んでいる

もう一つの自らの中心へと到達する

そこにはもう一人の自分のような他人
他人のような自分がいて

その線をそっと受けとめてくれる
或いは、結んでくれる


複雑に仕込まれた立体パズルのような
巧みに作られた蜘蛛の巣のような、何本もの線は
目に見えなくて

ただ僕らはいつも
中心から中心へと線を放つ

今日も世界へ


僕のイメージ




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Bus

2008-05-12 | Weblog
バスの窓からの眺めは黄色いクーペ、流れる昼下がり

希望のバスからの町の眺め

そこで昨日の記憶はとまり

前から4番目の窓際に座ったまま

昨日のバスは走り続けたままで

降り立つ筈だった雨上がりのホーム

行き先は あの場所とあの時

それから僕は、まだ あのバスに乗っているみたいだ

バスに揺られていた眩しい車窓、昨日の僕

なんとかそこまで行きたかった



神様ってのはけっこう

悪戯好きなんだな






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37

2008-05-10 | Weblog
37秒

僕にとって長くて短い
そして大きな

宇宙に届かなかった時間





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一つのボタン

2008-05-10 | Weblog
人と人とのつながりってさ


人を
思いやれるか思いやれないか
ということは当たり前のことで

当たり前のことを出来なくなってきている
昨今のこの社会は

ボタン一つで何もかもが思い通りになってしまう故の
想像力の欠如

思い通りになるまで
昔は人の頭の中であれやこれや繰り広げられる思考が、なくなり久しく

たった一つのボタンが奪い去った
健気で誇らしい人の思考が

今、去ってどこへやらだな
どこでたむろっているのだろう

想像力なくして
『自分は人です』と自己紹介する気があるのなら

ちょっと振り向いてみればいい

歩道の隅通り抜ける小さな風や
すれ違う人々の窮屈な間合いや
空の微かに昨日と違う色をしていることに

気付けているか、振り向いてみるといいさ

考えることと想像することをやめたら、何が残る?

いろんなものからいろんなものを拾い上げる
想像力と小さな風を

取り返せたらな




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