Catch the words

from Shizuoka/name is "slide"

紫立ちたる

2014-01-13 | Weblog
朝が来るまでそこにいてほしい
あの山の向こうから
海の彼方からやって来るまで

哀しみに気付いていたい
喜びを持っていたい
その存在を見つめていたい
決意と未来を賛美したい
立ち向かう勇気を称えたい

朝が来たら雲のような衣を翻す
君が迎えに来たら、朝靄の空を願わくば
一緒に飛んでいきたい

ひとつひとつが紫を帯びた
空を染める深さの中を












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夢の中へ

2014-01-12 | Weblog


僕に足りない物は沢山あるけれど
その一つは、計画性がないということ
未来の或る一点に対して
そこを目指す術を考える脳が著しく足りない
駆け引きも大の苦手である故に
トランプではいつも負けてばかり
将棋やオセロもまた然り
ただ、頭がわるいだけなのかもしれない

面白くない人間と言えば面白くない
珍しいと言えば珍しい
変わり者と言えばその通り
そんな自分に頭抱えてばかり

僕に足りない物があるとしたら毎日の睡眠
寝ても寝ても
眠っても眠っても足りない
家に帰り、晩ごはんを食べたら
正座していてもうつらうつら…と居眠ってしまう
ソファなどに座ろうものなら、目ざましにも気付かず
眠り続ける

何度か、座ったまま居眠り
姿勢が崩れバタンと倒れ込んだこともある

転んだ瞬間
いつもの景色が反転して
転んだ自分に驚いて、何やってるんだろう…と
しばらく部屋の隅で反省会
酷い時にはそのままソファで毛布かぶって朝を迎える

有りがちと言えば有りがちなことなのだけど
眠気にだけは勝てない今日この頃

今夜も、僕は居眠ってしまい大後悔
こんな真夜中に起き出してパソコンのキーボードを叩いてる
詩にしようとしながら日記になってしまってそれもまた
トホホなんて思ってる
年末からずっと、さらに僕の眠気は強さを増し続けてる

朝には、早速、シャワーを浴びて
一日を迎えにいかなければ
そして夜には『疲れた』なんて言わずに
そのまた次の一日を迎えるために、月光の夜に融けていきたい

なんて、今僕は多分
寝ぼけている…
駄文でいつも本当に、申し訳ないですm(_ _)m




僕の夢に出てきた君が元気だったから
僕はそれで安心して
うつらうつらと、居眠りを続けた
この夢はきっと何処かと繋がっていて
僕は、夢の中に立ち
遠くそのシーンをぼんやりと眺めて
そして深い眠りの中へ
枕代わりのクッションはお気に入りの縞々模様
ソファの右端は、
いつもの僕の小さな楽園
ハンモック代わりのあたたかくやわらかな
僕だけの眠れる国












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しろのきおく

2014-01-11 | Weblog


『雪』というものを初めて観た記憶は、何歳だったのだろう?
その時の風景は辛うじて憶えてはいるけど
何歳だったのかは憶えてない。
ただ、まだ小さかったということだけは分かる。
川をずうっと昇ってのぼって…いった先の、山の中の
山道の脇に、雪があったのだ。
雪が降らない地方とはいえ、山奥に行けば、降るところがあるのだなと
ビックリだった。

父親は、夏には海へドライブがてら連れて行ってくれたものだけど
冬にドライブに行ったこともあったのかもしれないけど
そんな日曜日のドライブの風景の中で、
いかにも『冬』な風景は、ただひとつ、その『山道の脇の雪』だ。
冬は、新幹線や電車を観に連れていってくれたかもしれない。
運転手さんに手を振っていた記憶がある。
降り返してくれた運転手さんが嬉しかった。


山奥の雪は、『わ~雪だ、初めて観た!』と
普段、大人しい子供だったけど、はしゃいだ記憶がある。
はしゃいだといっても、何をどうはしゃいだかというのは
全く憶えてない。
…ので、気持ちがはしゃいだだけで、
犬が喜んで庭駆けまわったみたく、飛びはねまくったというわけでもなく…
ただ雪だるまを作ろうと試みたことだけは憶えている。
でも、雪があまりに少なくて作れなかったっけな。
だから、雪だるまは目の前で観たことがないという、憧れの達磨なのだ。

それ以降の雪の記憶というと、
年に1回、全国的に雪の日になった時などに
雪雲がこの地方まで『こんにちは、ここまで来てみましたよ』…と
珍しく言いに来て
いつもの風景を白く染める、そんな日の記憶だ。
年に1回(多くても2回)ぐらいしかないので、そんな日は
気前の良い先生だと『よし、校庭に出よう!』というナイスな提案をしてくれて
それこそ、クラスのみんなは
『雪が空から降ってくる』という物珍しい光景に、はしゃいだものだった。
雪が降らない地方の子供にとって雪は、自然と心躍るものなのだ。

他はね、この間もここに書いた
友人と行った冬の東京ディズニーランドで観た雪。
『東京には雪が降るのだなぁ…』と初めて知った日だ。(TDLは千葉県なのだけど…)m(_ _;)m
ミッキーマウスに雪のイメージがなかったからな。
でも、シンデレラ城は雪が良く似合うね?
そういえば、白雪姫のお城ってどんなお城なのだろう?

眠り姫のお城、ジャスミンのお城、アリエルのお城
そしてシンデレラのお城
白雪姫のお城だけ知らない気がする。
白雪姫、姪っ子が小さい頃、一緒に何度も何度も観たっけなぁ。
なのに憶えてないなんて…トホホだね?

お城の話じゃなかった、雪だったね。
雪の記憶は、今、思い出してみるに、こんな幾つかしかない。
今年は、そんな年に1度があるのかな?
降ってもやっぱり雪だるまは作れないのだろうけど
作りたがったあの日の自分のことは、思い出すのだろう。
たった1ページだけの思い出なのだけど。
山道の雪の景色は朧だけど、大事な思い出ということは
確かだ。


今年一番の寒さと、ニュースで言っていた。
道路の凍結、降雪、色々と日本全国であるみたいですから、
車の運転は重々気を付けてほしいと思います。
要注意!…ですよ。

歩く時だって要注意、すってんころりんと転んだら危ないですからね。
頭打つかもしれないし、
お尻強打で青くなってしまうかもしれないし
もしかしたら尾てい骨にヒビが…なんてことも有り得るかもしれないです。

本当に気を付けて下さいね!


あとは…カゼひかないように^^

では、今日も良い日を!
寒波による諸々には気を付けてね。





手の中で溶けていく雪は白く
残るのは小さな雫だった

写真の中の2人は今は遠く離れて暮らし
年賀状では当時と変わらぬ笑顔が
あの日の雪のことなど憶えてないみたいに
お日さまのように輝いている

手の中で溶けて行った白い雪は
今は白い印象を持った思い出となって
こんな寒い日に降り始める

雪やこんこんあられやこんこん

歌った僕は、
今はあの頃知らなかった歌を口ずさむ
この町の中で












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2014-01-10 | Weblog

きれいな水
しげる緑
青い空や海
おだやかな波
風にのる鳥
ゆたかな土
人々の笑顔
子供たちの未来

その声は僕のノアの方舟

哀しまないで
あの日の美しい花

泣かないで、アリア











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灯篭

2014-01-09 | Weblog

1月になり一週間が経ち、いつもの日常になった。
七草粥を食べ、墓参りもいってきた。
松からいつもの花へとりかえ
これで2014年が本格的に始まった、という気になった。
穏やかなスタートだ。
あ、でも初詣…まだ行っていない(>_<)

七草粥は毎年のお楽しみ。
前夜、買い物の時にしっかり購入しておいた七草。
自分たちで摘んだものだったらなお良いのだろうけど、
なかなかこの時代それは難しい物だね…
お店に沢山積まれた七草セットなるものを買って来た。
塩味が良い塩梅で美味しかった。

お寺では本堂へ久しぶりに入らせて頂いた。
シーン…として静か。
音も無く、自分たちの声だけが聴こえる。
『闇破』と書かれた灯篭。
本堂を前にした時、『闇を破る』、この文字にいつも心惹かれる。
脳裏で、闇の中へ到達する一筋の力強い光が思い浮かぶ。

京都や奈良のようなところへ
のんびりゆっくり…肩の力抜けるだけ抜いて
時間を気にせず旅行してみたいけど、なかなか行けない所である。
でも、自分たちの菩提寺、そんな身近な古刹で
遠くへ行かなくともすぐ近所で旅をしているような気になれるのだなぁ。
ささやかなものを見つめようとすれば
すぐそばに、すぐ隣に、静かに佇むものがあちこちにあるみたいだ。

初めて京都奈良へ行ったのは修学旅行。
中学三年生、『少年』のいでたちの頃だったな。
その頃は、『古いお寺巡りなんて、つまらない~』(←とってもとっても罰当たり者)m(_ _;)m
…と思っていた。

印象深く憶えているのは、
薬師寺のお坊さんのお話、平安神宮の美しい朱色、三十三間堂の像の迫力
東大寺の大きさ、柱の穴をくぐり抜けようと必死な同級生(女子)
二条城の廊下、大きな部屋、仄暗さ
清水寺の音羽の滝。
あとは、バスの中でのカラオケ大会。(僕は聴く一方…)

2回目の京都は、家族での日帰り旅行。
タクシーを借りての一日弾丸ツアーである。
この時の印象深い風景は、雨。
雨だったから何となくどんよりしていた古都は、ちょっと怖い。
…なんて思ってしまった。(申し訳ない、古都さん)

大覚寺だったかな?撮影が行われていたっけな。
着物姿のお侍さんが、現代的な傘差して歩いていたよ。
竜安寺ではあの有名な庭を眺めたけど、
石の意味するところとか、何も分からなくてね、情けないね?
あれから年月が経った今
再び行って鑑賞してみたいと思うところだったな。

清水寺では、修学旅行の時と同じ音羽の滝へ寄った。
清水の舞台は、やっぱり眺めが最高に良かった。
金閣寺も印象に強く残っている。
雨の中の金閣寺だったのが残念だけど、
お日様が気持ち良く照っている日に観てみたかった金閣寺。
黄金色がいつもの何倍も光るのだろうね?

あの時の家族のメンバーと同じような旅行はもう出来ないのだろうけど
だから、行っておいて良かったなと今は思う。
電車と新幹線を乗り継いで
着いた古都と、
家族の姿は記憶の中で永遠でありたい。(なんてね)

近所の古刹へ行って
闇を破ろうといつもしてくれている灯篭を思い出し
そして、古都へ行った思い出を思い出す。

空から差す一筋の光でも良い、
空から降り注ぐ光のパウダーでも良い。
灯篭はいつも、想像させる。




見つめる
破る
注ぐ
継ぎ足す
繋げる
結ぶ
灯火が照らし出す

地平線と水平線の際を
僕たちの影を
心を

蝶は海の上を花と一緒に
星は山の上を風と一緒に

ゆっくりゆっくり
結んでいく














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