宮島系文化財的建築日記

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寝殿造

2024-10-06 21:28:10 | グルメ

(宮島周辺の文化財についてつれづれつづっています。

しばらく猛暑で休んでいましたが、地道に投稿せねばと。。

最後に宮島・広島のお土産を紹介しているので、お越しになられた際は御参考になさってください)

嚴島神社は寝殿造りです。

 

ここで寝殿とは 寝殿造とは 辞書には何と書いてあるのでしょうか。

中村達太郎著  日本建築辞彙 中央公論美術出版 では以下のように説明されています。

 

寝殿 表御殿をいう。周の時代の制度に王公は六寝あり、路寝一つ、小寝五つにして、路寝は事を治むる処、小寝は燕息の地なりという。

即ち寝は寝室の寝にあらず。寝殿は即ち正殿にして、儀式あるときに用うる殿なり。

 

寝殿造 書院造より古き造り方なり。寝殿造に於ては玄関、床の間など無く床上には敷詰めたる畳も無く、縁側には雨戸も無く、全く現今の家屋と異なれり。今その大略を記さんに、先ず身舎を構え、その外方に一段卑くき広廂を設け、その外方に更に低き簀子縁あり。正面には階ありて、その左右及び縁先には勾欄を付しあり。また廂の四周には格子及び蔀を設け、四隅に妻戸あり。

 

寝殿造りは元来は儀式を行うところの意味だったとは。。

ちなみに 光る君への御殿は寝殿造りですが丸柱に槍鉋の跡があるのは気のせいでしょうか。。再現されているのがすごいです。

 

今日のお土産は・・・

塔之岡茶屋の力うどん

なぜ力餅なのかは行ってみてのお楽しみ!

美しい龍髭(りゅうぜん)の松も一見の価値ありです。



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