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3日間共通券、最終日の今日はNeue Nationalgalerie(新国立美術館)へ。
昨日までが19世紀美術なので、今日はその続き、19世紀末のSecessionから、表現主義、さらにその後にかけての作品があるというので、まとめの意味でここへ。
実はベルリンに来てすぐから、なんだか見たことのある絵がポスターになっていっぱい出ているなぁ、と思ってちょっと調べたら、Neue Nationalgalerieで19世紀フランス美術の特別展をやっているとか。
それも、NYのメトロポリタン美術館の所蔵品が大挙してやってきているらしい。
今、ベルリンではこれが一番大きな催しで、これに連動して昨日のAle Nationalgalerieでもフランス美術を特に展示しているし、なんだかあっちもこっちも、ベルリン全体がフランスフェア開催中みたいな感じに(笑)
すぐそばのGemäldegalerieに来たときにも、Neue Nationalgalerieに物凄く人が集まっているのは見ていたけれど、自分としてはとにかく所蔵品だけが見たいので、それなら大丈夫だろうとタカをくくっていったら…。
特別展しかやってないって…orz
ここの所蔵品は見られないのかよっっっ!!!
テーマからして、特別展と一緒に並んでいる可能性は低いし、もし並んでいるとしても12EURは高すぎる!!
だって、円高が進んで150円で計算したとしても、1800円だよ?!
ありえねぇ!!
しかもメトロポリタン美術館だったら2度も行ってるから、どれも2度見てるしf(^ー^;
ということで、出鼻をくじかれましたorz
さて、そしたら何をするべきか。
野次馬だ!!
話をちょっと戻して、美術館までバスで来たんですが、本来ならまっすぐ行くところを迂回し、途中通行止めになっているから、ポツダム広場までの停留所に行く人は降りろというアナウンスが。
この辺、全部が理解できるわけではないのが悲しいところですが、道の先が確かに通行止めになっていて、救急車と消防車が止まっているのが見える。
そして、ただでさえ観光バスが次々やってくるCheckpoint Charieの脇を、イレギュラーで公共のバスが通るし、普通の車もこっちに迂回してくるしで、大混乱になっている中、Topographie des Terrorsそばの道路の向こうの方に、軍用車?戦車?!
さらにぐるっと回って、ポツダム広場に来たときに、通行止めの向こうで爆発が!!
一体これは何?!
と、興味を引かれつつも美術館に行ってしまったので、戻ってきて野次馬に加わったわけだ(笑)
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それにしても、なんだこれ?
テロにしては警備の兄ちゃんに緊張感がないけど?
と思って聞いてみたら、映画の撮影でしたf(^ー^;
この後、地下鉄に乗ったら、色々なニュースに混じって、月曜まで中心部で映画の撮影があるから、通行止めになる、って情報が流されてた(笑)
↑の写真とは別の場所には、ナチスの旗がひらめいていたから、やっぱり戦時中のベルリンを舞台にした映画のようです。
で、Neue Nationalgalerieに振られてしまったので、代わりにBrücke Museumに。
ここはガイドブックには出ていなかったけれど、Judithのところで博物館全般のパンフレットに出ていたのを見て以来、どこにあるのかとずっと気になっていた。
でも、確かに普通のガイドブックには出ていないはずだ。
ベルリンの中心部から離れて、Grünewaldの中だもん(笑)
地下鉄とバスを乗り継いで1時間弱、こんな場所でちゃんと開いてるんだろうか、人が来ているんだろうかと心配になったけれど、ちゃんとありました!
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近くには、閑静な住宅が並び、その先にある、まさに森の中の美術館。
天気が良いから、物凄く気持ちが良いんですよ。
しかも意外に人が来ているし。
今は特に水彩画に焦点を当てた展示になっていました。
ミュンヘンがDer Blaue Reiterなら、ベルリンはBrücke。
もともとはEmil Noldeに興味を持ったことが発端で、一時期参加していたBrückeにも興味を持つように。
今日はNoldeの作品は一切無い代わりに、まずはBreylの作品にガツンとやられ、その後はRottlufの作品群に魅了されました。
Brücke Museumから戻ってきて、まずは月曜のReichestag見学の予約をして、その後Judisches MuseumとBerlinisches Museumに行こうと思っていたので、お金をおろそうと思ったらカードがない!!
部屋に忘れてきた…orz
仕方なくカードを取りに戻り、見学の予約を取りに行くだけで結構な時間がかかってしまい、結局3日間共通券はこれでおしまい。
とはいえ、これまでの疲れが溜まってきて、実際、これ以上回る気力はなかったかも。
普通に歩くのと違って、美術館の中を見て回るのは相当疲れるし、特にJudisches Museum(ユダヤ博物館)なんかだと、見るだけじゃなく、読まなければならないものも相当ありそうだし。
それこそ、ベルリンに来たからには、Judisches Museumは見に行くべきなんだろうけどなぁ。
ともかく、ミュンヘンに比べて、終業時間に余裕のある店がいくらかあると行っても、やはり大抵は日曜が休みなので、必要なものの買い物をして今日は終わり。
と、気付いたら、もう1時半です。
そろそろ寝よう。