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手元のガイドブックには、英語名から「トポグラフィー・オブ・テラー」と書かれていますが、ドイツ語では「トポグラフィー・デス・テラー」。
かつてのゲシュタポ本部跡が、当時の資料の展示場になっていて、当時何があったのかがわかるようになっています。
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展示されている場所自体が、かつて爆撃されて崩壊したそのままになっているので、より一層迫力があります。
とはいえ、説明書きはドイツ語だし、当時の資料として掲示されている新聞や印刷物も全部ドイツ語なので、外国人がこれを全部読んで理解するのは大変かも。
実際、自分もかなり飛ばしとばし読んでたし。
それでも、ナチスの政治体制・政治思想は、当時するすると入り込んで、あっという間に取り返しのつかないところまで進んだのだろうという印象。
だからこそ、今の日本に対して、物凄く危機感を抱いているんだけど。
今、政治に厳しい目を向けておかなければ、また同じ道を進みかねないんじゃないかと思って。
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ここには壁も、壊れかけたそのままの状態で残されていて、あちこちに記念碑的に残されているものよりも、むしろここの方がかつての壁の様子も、崩壊した頃の様子も、思い描きやすいような気がする。
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Topographie des Terrorsからしばらく歩いていった先が、Checkpoint Charlie(チェックポイント・チャーリー)。
かつての検問所跡だ。
これは旧東独側から、旧西独側に向かって見たところ。
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↑上の写真の左端に立っている看板を、逆から写したところ。
米国側から離れます、という注意が各国語で。逆側、つまり東独側には、ここからは米国側に入るから武器を捨てなさい、と言うような内容が書かれている。
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この辺りは観光客も観光バスも集まるのに、分断時のままなのか、信号がないので(笑)、この検問所の建物に近づくのも大変f(^ー^;
それでもみんなここで記念写真を撮ってるんだけどね。
さらにその向こうには、Mauermuseum(ベルリンの壁博物館)。
壁の歴史について、様々な展示がされているということなんだけれど、3日間共通券の対象になってない上に、もう疲れ果てて、見て回る気力もないorz
本当はこういうところをちゃんと見なきゃいけないと思うんだが。
そうそう、ベルリン土産の定番、壁の破片は相変わらず沢山売ってました。
でも結構高いんだよΣ( ̄口 ̄*)
こういうのを後生大事に飾っておくような趣味は持ち合わせていないので、当然買わずに帰りました(笑)