Der König Hat Eselsohren

ESP 1-0 PAR

現在なぜか写真がアップできないので、あとで追加します。
 写真アップしました。



ホテルの部屋には、もう長いこと掃除をしていないっぽい(笑)エアコンがあるので、部屋の中自体は寒くないのだが、どうしても足が冷たくて、珍しくよく眠れなかった。
昨日の昼にダーバンで食事して以来、何も食べていないからかも知れない。
このホテルでの予約は、朝食なしなのだが、100Randくらいで食べられるはずだから、お金を払ってでも食べた方がいい。
どうせ昼食は、昼をとっくに過ぎてからなんだし。

と、思って、ホテルのレストランに行ったら、他の客は一人もいない(笑)
でも、朝食の内容は、一応コンチネンタルだとは思うんだが、暖かいスクランブルエッグやベーコンもあるし、そこそこいろんなものがあるし何より、レストランの人たちはみんな親切で、マネージャーらしい黒人女性がめちゃめちゃかっこよくて、これで日本円にして約1200円だったらまぁいいか、という気分になった。


部屋に戻って、出掛ける用意を一通りし、さてネットに繋ぐか、とPCを取り出す。
ありがたいことに、壁に、ありとあらゆる種類のプラグに対応できるコンセントがあるし。

と、思ったら。

壊れてる…orz

ひぃぃぃ!!
PCのバッテリーはあと半分くらいしかないし、携帯も、万一の場合に備えて持っている、乾電池での充電器しかない。
仕方がないので、ネットは最低限、必要なことだけに使い、祈るような気持ちで携帯を充電する。

う~ん、満充電しても目盛り2つか…。
でも、無駄に使わなければ、何とかなるだろう。

ネットに繋がらない以上、ホテルにいても仕方がないので、タクシーを呼んでもらって、Nelson Mandela Squareへ。
今日の道ばたの物売りがまとっている国旗は、スペインとドイツが半々。
で、一応アルゼンチンの旗も売ってますよ、みたいな感じ。
パラグアイはほぼ無視(笑)

途中の道すがら、どこもかしこもがっちりとした塀が続いていて、その上にさらに有刺鉄線がぐるぐるしていたり、高圧電流が流れていたり、と物々しいというか、殺風景。
確かに、悪いやつは徹底的に悪いんだろうなぁ。
でも、それ以外の人は、ホントに親切で感じがいいんだけど。
それに、空港でも、ホテルでも、ショッピングモールでも、いつも誰かが掃除していて、ホントに綺麗だし。
治安にさえ気をつければ、絶対に日本人が気に入りそうな国だよ。






昨日は写真を撮る余裕がなかったマンデラ・スクエアでは、スペインサポが騒いでいるのをどこかのTV局が撮影している。

ん?
チケット買いたいって紙を掲げている連中発見。
でも、ケープタウンの準決か。

う~ん、紙とペン、用意してくるべきだったかなぁ?
でも正規のチケットセンターがあるところで、売ります、って堂々と出すのはどうだろう???

とりあえず、マンデラ・スクエアからサントン・シティまで、ショッピングモールを探検。
つーか、基本的にスポーツ用品店で、スペインのセカンド・ジャージを探す。
が、やっぱり見つからない。
ファーストですら、4~5枚しか見あたらず…orz

一通り見たかな?と思って、3Dシアターの次の回に並ぶものの、残念ながら、目の前で定員に…orz
マンデラ・スクエアでは、階段のあたりにまげヅラをかぶった偽ザムライの集団が出現。
たくさんの外国人に囲まれて、写真を撮られたり、TVの取材を受けたりしているのが見える。

まだ時間があるので、また中をぶらぶらして戻ってきても、状況はあまり変わらず。
ケープタウンのチケを欲しがってる連中は、未だに手に入らない様子。

や、ここに1枚あるし、行けるかどうか、しかも組み合わせ的に微妙だからな、売ってもいいんだけど、でも、もう1枚がここにないんだよ…と残念に思う。
絶対にこれ、定価で売れるよな。
でも、逆に、今日のチケットいらないかな?
声を掛けてみたものの、やはり今日のはいらないらしい(笑)

と、思ったら、偽ザムライの集団がこっちへ?!
でも、こっちに来る人が、チケット売ります、って書いた紙を持っているような。
思い切って、その中の女性に声を掛けてみると、
「そっちにいる人に訊いてみて!」

見てみると、階段のところに残っている2人が、まだチケットを売っている様子。
「あの、チケット売ってるんですか?私も今日のチケット売りたいんですけど」
と声を掛けてみる。
彼らの掲げている紙には、『チケット売ります、敗退してしまったので』というようなことが書いてある(笑)

「場所どこですか?」
「カテ1です」
「うわ~、それは難しいかも。僕たちはカテ3売ってるんですけど、なかなか売れないですよ。でも、とりあえずチケ見せてれば声かけてきますから」

う~む。きっついなぁ。
でもまあ、確かに、日本人相手には絶対に売れないよね。だって、勝ち上がってたら、日本が来ていた試合なんだから、みんな持ってるだろうf(^_^;

で、一応、チケットを手に立っているものの、偽ザムライさん達も苦戦中。
チケットよりも、写真を撮りたい人が多くて(笑)
なので、偽ザムライさん達と外国人との写真を撮ってあげたり、外国人の求めに応じて、一緒になってまげヅラかぶって、写真に写ったり。 ←お調子者。

そうこうしているうちに2時だよ。
偽ザムライさん達と別れて、レストランへ。

ちょっと2時を過ぎているので、偽ベッカムに電話するものの、呼び出し音ががっつり流れたあげくに切れる。

むむむむむ??

でも、それっぽい人たちはいない。
着ているものが違ったとしても、さすがに4人いれば、絶対にわかると思うんだが。

何度掛けても出ないし、それらしい人も来ないので、思い切って店の中を探索してみるけれど、やはりいない。
時間を間違えた?
いやいや、間違いなく2時って言ったし。
向こうが間違えたか、忘れたかしているのかも。
少なくとも、ここを離れなければ、向こうが見つけてくれるだろうし。

と、思って1時間ほど待つも、依然として見つからず、電話も繋がらず。

試しに外へ出て行ってみると、未だに偽ザムライさん達がチケットを売っている。
つーか、他にも売ってるやつが増えてるんですが!!Σ( ̄□ ̄;)
これはいよいよきつい…。

そして、戻ってきても、まだ電話が繋がらず…。
どうしたもんかな?

うろうろうろうろしているうちに、中継が始まったっぽい。
つーか、このエリアでTVが見える場所って、限られてる。
試合見ながら食事しよう、って言ってたんだから、時間が違うとしても、そろそろ試合が見える場所に現れるのでは?

と思って、再び、そ~っと店の中に偵察に入ると、
「ホンダ!!」
いた~!!偽ベッカム!!(笑)
サイレントモードにしてたから気づかなかったって!!f(^_^;
しかも、15分前に来たとか言ってるし、マジかよ!!
でも、どうして来たことに気づかなかったんだろう??

まぁ、いいや。

ちょうど料理の注文をしていたので、メニューをもらい、ひとまず偽ベッカムが飲んでいるのと同じワインを頼む。

メニューを見ると、店が店なだけに、がっつり肉だな(笑)
分量がわからないけれど、ヒレステーキを注文。

今日は2枚もシャツを持ってきたぜ!!とまずはドイツを着用。
でも。昼くらいまでは結構いたドイツな人たちが、すっかり姿を消していて、この店内にも、ドイツな人が見あたらない。

そして、中継画面のケープタウンは、快晴。
羨ましい。
テーブルマウンテンがあんなにはっきりくっきり見えている。

程なくして、残りの3人が現れる。どこかでタバコでも吸ってたか?

すると、ウェイターに紙とペンを持ってくるように頼んでいる。
「ホンダ、賭けるか?」
おう!望むところよ!!
今日のスコアは3-2でドイツかな?と予想していたら、予想ではなくて、ジャックポットだという。
全員200Randを賭けて、10種類のスコアを紙に書いて、2つ引く。
で、勝った人が総取りの上、この店の払いも免除(笑)

私のところには、2-1、1-2がきた。
ドイツが負けるのは困るが、スコア的には十分あり得る。

そうこうするうちに、料理がやってくる。
つか、偽ベッカムと偽トム・クルーズのとったリブステーキのでかさといったら…Σ( ̄□ ̄;)
ヒレステーキだって、たぶん300グラムは軽くあるだろう。
でもうまいな♪


でもって、試合は開始早々、ドイツが1点先制!!
でも、前半はそれ以上の点が入らず。
これは、今までと違って、スタジアム入りの時にマラドーナがあんまり陽気じゃなかったせいか?
クスリがたんないのか??(笑)

ハーフタイムの間に、再びチケットを売ろうとチャレンジ。
偽ザムライさん達がいないところを見ると、売れたのか?諦めたのかも知れないけれど。

とにかく、さっき教えてもらったとおり、チケットを見せて立っているものの、声を掛けてくる人に定価を言っても全然だめだ。
値段をいうと、みんな立ち去ってしまう。
仕方なく、値段を下げ始めるが、それでも無理。

そうこうするうちに、2枚で100ドル、と言うヤツが。
いやいやそれはちょっと…せめて2枚で200だよ、それでも元値の1/3だし。
でも、頑として首を振らないまでも、粘りやがる。
こいつは本気で見に行きたいっぽい。
今までは、みんな、ちょっと冷やかし半分に値段を聞いているところがあったし。

売ってるとはいっても、一応他人のチケットだし、と思ったものの、もし私が自分のチケットだったらこいつに売るかも、と思って、2枚150ドルで売ることに同意。
もはや、0よりマシ。
でも、3枚というのは中途半端で、結局2枚だけ、150ドルにしかなってない。

戻ってみると、すでにハーフタイムが終わっている。

ハーフタイムに行けなかった分、試合の途中でトイレを探して行ってみる。

で、戻ってくると、いつの間にかドイツにあと2点入ってるんだよ…。
いったい何があったんだ、ドイツ!!
しかも、しまいにゃ4点目まで入るし。

こないだのイングランド戦も、おいおいf(^_^;、だったけど、本来なら、1点差もしくは2点差で十分な国なのに、どうしちゃったんだ?ドイツ。
こんなに点を取るなんて、点を取らずには間が持たないほど、アルヘンティーナが弱いのか?(笑)

もちろん、南米予選以来、守備の弱さがいわれていたアルヘンティーナだけど、ドイツにはいけるんじゃないかと思ってたんだ。
だってドイツも守備に一抹の不安があるのに対して、国産じゃない、ホントのバイエルンの頼れるセンターバック・デミチェリスがアルヘンテティーナにいるんだし。
いったいどうしたことやら…。

つーか、これで4強にオランダ、ドイツが勝ち上がって、このままスペインが勝つと、私が理想としていた状況にほぼ近いな!!
ただし、次の準決で、ドイツとスペインのどっちを応援するべきか、めちゃくちゃ悩みそうだけど…。

試合が終わったところで、タクシーでEllis Parkまで移動。
また膝の上(笑)

距離的には昨日の半分なので楽勝だぜ、と思ったけれど、抜け道的な通りを走っているので、今いったいどこにいるのかもわからない。
でも、楽しいなぁ。


警備に、ここから先へは車では行けない、と止められて、スタジアムからほど近いところでタクシーを降りる。
一応、この辺も、基本的にはあんまり治安がよろしくないと言われているところなんだが(笑)

しかもまだ、試合には早い時間なので、すぐ近くのシェビーンへ。
やっほ~!
ソウェトではないものの、本物のシェビーンだぜ!!





飲み物を柵越しに買うのがすげ~。

でも、店の人たちも、集っている人たちも、みんなにこやかで感じがいい。

サッカーに興味がない人、来たくても来られない人、色々いるのは当然だ。
でも、来ない自分を正当化したいのか、南ア入りする人をネット上で悪し様に言っていた、チキンな引きこもり連中には、ザマアミロ、と言ってやる。

しかも、どこかの取材に答えていた、家族で観戦ツアーに参加するという人に、言うに事欠いて死ねとまで書いていたバカは、テメェこそ死ねと言ってやりたい。
そして、そんな腐ったメンタリティの連中は、それこそ日本の恥だから、死ぬまで日本からでなくていいよ、と思う。


ここでしばらく時間をつぶしている間に、スタジアムへ向かう人の姿が増えてきたので移動。
次のシェビーンへ(笑)

ここは店自体がかなり広い上に、もう、観戦客がかなり集まっていて、大騒ぎ。
スペインカラーのアフロヅラをかぶって、みんなで記念撮影(笑)



ここで、残ったあと1枚のチケットを売ろう、と偽トム・クルーズが、チケット買わないか~、と声を掛けると、あっちに欲しがってるヤツがいる、と言うのが現れたものの、あれこれやりとりをしている中で、なんとチケットが行方不明に!!

えぇ~っ?!
もしや、盗まれた?!Σ( ̄□ ̄;)

でも、そろそろ試合の時間が迫ってきているし、見つけようがないぞ…(ーー;;
これはもう、どんなヤツがいくらでチケットを買ってくるのか、スタジアムで待ち受けるしかないな。

と思ったら、誰も来なかった…f(^_^;
来たのはSandtonで安く買いたたいた二人組だけ。
盗んでったヤツも、売れなくてがっかりしたことだろう(笑)



今日は、バックスタンド1階、しかも前から3列目。
近っ!!
オペラグラスを使わなくても、すぐそばに、シャビが、ブスケツが、そして俺のアンドレスが!!(笑)



ただ、近すぎて、却って試合自体は見づらいんですが…f(^_^;
しかも、点が入らない。
なんでこんなに点が入らないかな~?
決定的に、ここが悪い、と言うのが見つからないものの、どうもうまくないんだ。
なんでだろう???

と、つらつら思っている間に、寝てた?!
ハーフタイムの記憶がないんですが!
気づいたら、後半に入ってるんですが!!f(^_^;
でも、寝ていられるほど、昨日に比べて寒くないってことだよね。
それが、スタジアムの違いなのか、今日はヒートテックてんこ盛りに着込んでいるせいなのか、ここへ来るまでにアルコールを十分にとっているからなのか…(たぶんその全部)

それにしてもねぇ、どっちもPK入らないって、いったいどうなっているんだか。

で、あと10分切ったところで、ようやくビジャが得点。そのままスペイン逃げ切り。
そして、今日のMOMは、俺のアンドレス(笑)




150ドルで買いたたいた連中も、とてもいい人達だったので、じゃ~ね~と別れる。

スタジアムのちょうど角に当たるあたりで、終わったらこの辺で、と言ったはずなんだけど、おじさん達が見つからない。
むむ~、昨日に比べて、きっちりココ、と決めなかったのがまずかったか。

仕方ない、電話しよう。

と、ここでまさかの電池切れ?!
うそっっ!!!

どうしよう?!困った!!

とにかく、そこら中を、うろうろとさまよう。
べっかむ~!じょーじ・くるーにー!
どこだ~?!

でも、それらしい人影が、見あたらない。
人はだんだんと減ってきてるのに…orz




って、待て!!
このまま見つからなかったら、どうやって帰ればいいんだ?!

単に見つからないだけなら、昨日今日乗ったタクシーの運ちゃん達から電話番号をもらっているから、場所を言えば来てくれるかも知れない。

でも、携帯使えないんだぜ?!



大ピンチ!!!



このままおじさん達を探したいけれど、見つからない場合のリスクが大きすぎる…。

今、考えられる最善の方法は?

近くのシャトル乗り場に行って、係員に、どこでタクシーに乗れるか訊いてみる。
友達とはぐれた上に、携帯も使えない、と訴えて。

すると、窮状を察した係員が、こっちに来い、と言う。
そして、そこに駐まっているシャトルと交渉。

なんと、ヒルトンホテルのシャトルに乗せてくれた!!
本来なら、宿泊客のためのシャトルなのに。
なんて親切なんだ!!
確かに着いた先がホテルなら、そこでちゃんとタクシーが捕まるし、Sandtonだから200Randで帰れるよ!

席について、ほっとしたところで、おじさん達はまだ心配して探してくれてるんだろうか、と思うと悲しい。
でも、ここで、やっぱり降ります!と言うわけにもいかない。

そうこうするうちに、バスが発車。
申し訳なさ過ぎて、涙が出てくるが、隣に座ってる兄ちゃんが大丈夫か、と言うので、こらえる。
とにかく明日、ダーバンに帰って、電源に繋いだら、電話しないと。

そして、準決か決勝で、また会えるといいんだが…。
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