公開直前ぐらいの時に、トム・クルーズが来日してあれこれやってましたな。
そのおかげか、公開されてすぐには結構客が入っていたみたいだし。
でも私にとっては、トム・クルーズなどどうでもよろしい。
どれくらいどうでもいいかというと、実は名前を隠して写真だけ見せられたら、誰なのかわからないというくらいどうでもいい(笑)
そんな私が、どっからどうみてもトム・クルーズの名前だけでプロモーションした映画をなぜ見に行ったかというと、この映画のロケをベルリンで見たから。
ホントにそれだけ。
だって、ドイツが舞台で登場人物もみんなドイツ人のはずなのに、主役を演じてるのがアメリカ人だし、台詞は全部英語だし。
内容は史実に基づいているから問題ないですよ。
なにしろモノがヒトラー暗殺計画なんだから、結末変えちゃったりなんかしたらちょっとね(笑)
だから、多少の誇張は入っているだろうけれど、基本的には事実をそのままなぞっているはず。
どちらかというと、筋書きを追うのではなくて、人物像を追っている映画。
…のはず、なんですけどね。
困ったことに、どうしてもトム・クルーズがドイツ人に見えない!!f(^ー^;
なんだろう?
何がどう違うのか、何とも説明できないけれど、他の出演者はともかく、主役のトム・クルーズがドイツ人っぽくなくて浮き上がっているというか。
なんなんでしょうね。
やっぱ、どこがどうとははっきりわからないながらも、どこか顔がドイツ人とは違うのか。
それともやっぱ、アメリカ人が英語を喋ってるからかな。
衣装もセットも背景も全部ドイツなのに、耳から入ってくる音のせいで、全部アメリカっぽく見えてくる。
とにかく、どうしても違和感を感じてしまって、肝心のシュタウフェンベルク大佐に感情移入できません(笑)
ということは、ただひたすら客観的に眺めてしまうわけで、「爆発を見ただけで、それ以上確認していないあんたが悪い」としか思えなくなってしまう…。
なまじ普段ドイツ語まみれになってるのがいけないんでしょうか?(笑)
この次ドイツに行ったときに、ドイツ語吹き替え版のDVDでも買ってみたら、感じが違うのかな~と思わなくもない。
でも、ドイツの人たちは、この映画見ても違和感なかったのかな?
もし、日本を舞台にした映画で、登場人物は全部日本人なのに、主役が韓流スターだから全編韓国語、なんて絶対に違和感があると思いますが。
それとも結構普通に見れちゃうんでしょうかね。
そうそう珍しいことでもないだろうからね。
これだけのものを作るなら、ドイツ人の俳優を起用して、全部ドイツ語で撮ればいいのに、とは思うけれど、それだとこれだけの製作費がどこからも出ないだろうことは、トム・クルーズそのものにしかスポットが当たっていないプロモーションを見れば明らか。
世の中、なかなか難しいですな。
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