土曜日の午後とはいえ、予想以上に客が入っていてびっくり。
だって、ドキュメンタリーだし。
しかもアムステルダム国立美術館の改築にまつわる、ごたごたであって、そんなセンセーショナルなものでもないし。
でも、じわじわと面白いなぁ。
一応、館長が悪者っぽく世間ではとらえられているようなんだけど、映画を見ている限りでは、そんなにめちゃくちゃひどいとまでは思えない。
もちろん、かなり強烈な印象の人物ではあるんだけど、彼は彼なりに美術館のことを思って行動しているに過ぎない。
みんな、真面目で一生懸命なんだけど、それだから余計に亀裂が深まっていって、どんどん修復が難しくなっていく過程が、身の回りのどこにでも起こりうる(もしくは実際に起こっている)ことなだけに、この問題がちゃんと着地できるんだろうか、ということが他人事に思えなくなってくる。
現在では、館長が交代して、3013年の開館を目指して、工事が再開したようだけど、果たしてどういう結末を向かえることやら。
それにしても、途中で出てくる、展示の決め方は面白かったなぁ。
所蔵品に対して「美術史的な価値はないけれど」なんて、平気で言ってるのが、ちょっと意外。
なるほど、そういう視点からも、作品を購入したりしてるんだなぁ。
勉強になりました。
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