風が吹いていた。
小枝が揺れて
ヾ(・・) コッチ コッチ...と
まるで誘われてるような…
夕方だったけど
誘われるままに行くと
着いたところは
まるで夢の世界。
すみきった青空より
これくらいの
儚い空の色が
桜に似合う♡と思う。
ちっぽけな事があり
それが
意外なことに
小さな小さな棘となった。
その棘は…
なぜか
チクチク心を刺し
シクシク心が傷んだ。
へぇ〜
こんな風に
心が軋み
いろんな感情が
生まれては流れるんだ…
と、他人事のように
捉えてる私がいた。
桜の季節の終焉の時
静かに散りゆく姿に圧倒された…
花びらが舞い
風の音しかない
身震いするほど“空”を感じる世界。
大きな木にもたれかかり
ぼんやり
散りゆく桜を眺めてた。
大きな木が
私を背中から抱きしめ
サラサラ語りかけてくれる。
小さな棘は溶けていった。
自然のエネルギーって
これなんだね…
蒼い香りに包まれ
舞い散る花びらをめで
木の語りかけに耳をすませ
大地に根を下ろす。
ヾ(・・) コッチ コッチ...と
誘ってくれてありがと。
季節は巡る〜
心も巡る〜
Thanks blessing of nature〜🌱