カロリー摂取:痩せにくい人
年を取れば取るほど、体重の維持や減量が難しいと感じる方が多いです。
又、年齢が上がる事によって基礎代謝が落ちます。さらに様々な身体の不具合を感じたり、病気を抱えたりします。
高血圧、糖尿病、動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞などです。
勿論、年齢に関係なく、日本の社会では子供でも糖尿病の子供が増えています。
これらは全て、生活習慣病と言われているもので、結論から言うと食生活によって防げるものだ! という事です。
日本の死因のトップ3が 1位が癌、2位が心疾患、3位が脳血管疾患となっています。
2位、3位は動脈硬化が原因です(血管のつまり)そして、肥満が死因の60%に影響している事が明らかになりました。
これを受けて、今、国も真剣に肥満人口の減少に力をいれています。
何故なら、肥満を解決する事で、多くの病気を防ぐ事が出来、更には医療費の削減にもつながるからです。
2008年4月から健康診断にメタボリック診断の導入が義務化されました。
真剣に食生活を見直す事、食生活の改善によって生活習慣病を予防して、肥満を改善していく事を国民に呼びかける為でもあります。
減量の為だけではなく、本当に病気にならない身体を作っていく為にも、現在の食生活を真剣に見直す事が大切です!
炭水化物は、糖分(カロリー)に変換されて使われて、余ったカロリーは、使われることなく大切に毎日毎日、内臓脂肪の形で蓄積していきます。
食べる順番にも注意することが大切です。
例えば今夜の献立を次のように考えたとして目の前に料理が並んだ時に何から先に食べますか?
1) 野菜の煮物 2)汁物 3)トンカツ 4)ご飯 が正しいのです。
野菜の食物繊維は胃の中で炭水化物や脂質とからみつくので、先に食べると消化速度が鈍り、血糖値が緩やかに上昇して、インスリンの分泌量が少なくて済むのです。
主食のご飯は胃や腸でブドウ糖に分解されて血糖としてエネルギー源になります。
血糖を身体に取り込むために、膵臓からインスリンが分泌されます。
これは血液中をさまよっている余分な血糖を脂肪として貯め込んでしまう、厄介な働きも合わせて持っているのです。
炭水化物が、太る元凶となるインスリンの分泌量を増やすのなら、いっそのこと食べない方が良いのではと言われるかも知れませんし、炭水化物を摂らないダイエット法もあるようですが、これは間違っています。
何故なら、脳のエネルギー源には炭水化物を分解したブドウ糖しか使えないのです。
炭水化物を全く摂取しないと、タンパク質を分解して肝臓でブドウ糖を合成することになります。
これは、将来的に身体に大きな負担をかけますし、その上、分解時に「カス」が出ることで腎臓に悪影響を及ぼします。
食事は、食物繊維を先にしっかりと噛んで食べて、後は美味しく味わいながらゆっくりと進めることです。
また、食物繊維のサプリメントを先に飲んでおくことで、胃の中で炭水化物や脂質とからみつくので、このことも考えましょう。
また、良く噛むこと(一口ごとに20回)で脳の中に「ヒスタミン」という物質が分泌され満腹中枢を刺激して食べ過ぎを防ぐ効果があります。
同時に、脳の中に「ヒスタミン」という物質が分泌されると舌の【味蕾】という味の情報を伝達する細胞を刺激するので、美味しいと言う感覚が増幅されるのです。
また、脳科学の視点から「美味しいと感じながら食べることは血液中の総タンパク質の量や白血球、唾液中の抗体を増やし、総合的に身体の免疫機能を高める効果がある」と奈良県畿央大学院健康科学研究科の山本隆教授は言っています
。 ダイエットを行う必要を感じているなら、この食事を、変更する必要があります。
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