あるまこ~

ITコンサルタント&山岳ガイド協会公認 山岳ガイド&インターネットショップ ラブジアース店長&LOC代表の徒然日記。

2006年6月15日 デナリ(マッキンリー)登頂

2006年06月15日 23時59分29秒 | 【2006年マッキンリー遠征】
↑ホワイトアウトの山頂にて。

2006年6月マッキンリー挑戦。生きて帰ってきて良かった。

■概要
日程2006年6月2日~6月17日
天気
主要山岳デナリ山(マッキンリー山)6,194m
場所アメリカ合衆国アラスカ州
ルートウェストバットレス
登山形態
特殊装備品
概要
メンバ永野さん(L)、長谷川さん、藤井さん、崎谷さん、自分(SL)
関連リンク(バスなど)


■体調
入山してから下山までの、日程、気候、体調などの記録。













■日程
内容
Denali#1出発
Denali#2シアトルからアラスカへ
Denali#3アンカレッジからタルキートナへ
Denali#4TATセスナでデナリ入り
Denali#5LP(2,200m)→C1(2,400m) 晴れ
Denali#6C1(2,400m)→C2(2,900m) 晴れ(風中程度)
Denali#7C2(2,900m)→C3(3,400m) 晴れ(ほとんど風無し)
Denali#8C3(3,400m)→BC(4,300m)→C3(3,400m) ガス時々晴れ
Denali#9C3(3,400m) レスト日 ホワイトアウト(風少し)
Denali#10C3(3,400m)→BC(4,300m) 曇り時々晴れ(風少し)
Denali#11BC(4,300m) レスト日 ホワイトアウト(風中)
Denali#12BC(4,300m)→WBR(4,900m)→BC 荷上げ&高度順応
Denali#13BC(4,300m) レスト日 ホワイトアウト(風中)
Denali#14BC(4,300m)+200m レスト日 曇り時々晴れ(風弱い)
Denali#15BC(4,300m)→HC(5,200m) 曇りのち晴れ(風少し)
Denali#16HC(5,200m)→アタック中止 曇り(風少し)
Denali#17頂上へ!!


■装備
種類メーカー重量説明
テントパイネ ゴアライトX(2~3人用)1330g
ICIの2~3人用テント。軽量で一人でも簡単に設営できる。ゴアライトより軽量なのだけど、テントのベースが薄く強度が弱い。日本の冬山で2人での登攀にベスト。冬用の外張り、夏用のフライがオプションである。
冬用フライシートパイネ 冬用外張り ゴアライト(2~3人用)900g冬用の外張り。スカートで風を防げる。
寝袋イスカ パフ 12001950gゴアドライロフト。最高に暖かく、いつも快眠で寒いとはまったく感じなかった。ドライロフトでシュラフの中が湿気ることもない。ビバークのことを考え、シュラフカバーとシュラフを分けるか考えたが、毎日の睡眠を第一に考えこれにした。すげー値段が高い。
エアーマットサーマライト プロライト4W's800g日本でもあまり売っていない。4のウーマンズ。サーマライトの最高峰。レギュラーより若干背丈が短いが、170cmだと問題ない。
メインザックロウアルパインスペシャルエクスペディション 70L+20L+10L3500gこのクラスではかなり重い。長期縦走・エクスペディション用にしっかり作られている。強度は高い。
登山靴koflach アークティスエクスペディション2680gKayaLandのK1を持っているのだが、役不足でマッキンリー用に新調した。ICIで頂上アタック用にウールの靴底買ってかなり暖かい。でも、プラブは嫌いだな。硬いし、キシキシきしむし。
アイゼンSimmond マカルースピード930g12本爪。爪が長くて、アイスクライミングにも使用。基本的には雪稜用なので、全体的に大きい。ラッセル向き。前後ワンタッチで装着しやすいが、オーバーブーツをはいたときに、前のワンタッチがキッチリはまらなかった。
ピッケルグリベル エアテック エボリューション500gベントしているピッケル。バリエーションやアイスクライミング用に短めを購入。つくりはしっかりしている。
ハーネスマムート アルパインライト---冬用のパンツや手袋などをしているときでも楽に脱ぎはきができる。つけたままでも用がたせる。
登高器ペツル アッセンダー---BCからHCへの400mの氷の壁を登攀するときに使用。
オーバージャケットノースフェイス マウンテンガイドジャケット920g重いが強度は強い。
オーバーパンツマムート Shani Pants------
ダウンジャケット(フード付)コロンビア---厚手のダウン。登攀で使ったのは、HCから登頂までの間のみ使用。
ダウンパンツモンベル U.L.サーマラップパンツ290g頂上アタック用に購入。登攀で使ったのは、HCから登頂までの間のみ使用。とても軽く、エクセロフトなので洗濯もできてとても扱いやすい。保温性は羽毛にすこし劣る。
冬用パンツモンチュラ---保温材とショーラー素材。超高かったけど、すばらしい機能。動きやすいし、蒸れない、温度調節もできる。LP(ランディングポイント)から頂上アタックまで全ての行程で使用。素晴らしいパフォーマンス。値段はバカ高い。
スパッツパイネ G.EXPスパッツ2---結局、一回も使わなかった。
ワンピースモンベル---中薄のフリースのワンピース。予定通り、BC以降使用した。保温性が素晴らしく、頂上アタック時も体幹が寒いと感じたことは無かった。
目出帽ノースフェース ウィンドストッパー---強風時にもウィンドストパーで、問題なかった。
目出帽ウール帽---寒いときに着帽。
グローブオルトボックス ウール---とにかく、ウールは使いやすかった。雪や氷がついてもあったかいし、濡れても暖かい。ウェストバットレスをユマールするときも使用。風が無いときは、ほとんどこれ1枚でOK。
グローブパイネ 3指ミトン------
グローブモンベル UVカット薄手------


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