白山・・・・・笠雲
<行政事業レビュー>核燃批判続々…4回運搬の船100億円
毎日新聞 11月11日(水)21時48分配信
政府の行政改革推進本部は11日、国の事業の無駄を点検する「行政事業レビュー」の公開検証を行った。
高速増殖原型炉「もんじゅ」を運営する日本原子力研究開発機構については、ほとんど使われていない核燃料運搬船の維持費などに
年間12億円かかっていることに「打ち切り、見直しも含めた将来的な選択肢」を示すよう注文が付くなど、批判が相次いだ。
【もんじゅ運営交代勧告へ 今後どうなる?】
核燃料サイクル事業関連の経費の公開検証では、原子力機構の入札や契約資料に非公表部分が多く、河野太郎行革担当相は
「国民に説明できないものにお金は使えない」と批判した。
原子力機構が2006年度に建造した使用済み核燃料運搬船「開栄丸(かいえいまる)」は、03年に運転を終えて解体中の新型転換炉「ふげん」(福井県)の使用済み核燃料などを輸送するために造られ、開発費や維持費に延べ100億円がつぎ込まれたが、
実際の輸送は4回のみ。09年11月以降は一度も使われていない。有識者から「なぜ必要なのか分からない」との意見が相次いだ。
Jパワー(電源開発)が申請中の青森県大間町の大間原発に対する経済産業省の補助事業も批判が相次いだ。
同原発は全炉心にウランとプルトニウムの混合酸化物(MOX)燃料を使う世界初のフルMOX商業炉。同省は1996年度以降、
技術開発費補助金として290億円を同社に交付したが、この3年間の予算執行率は0~4%。
有識者は「執行率が極めて低く、抜本的に見直すべきだ」と指摘し、Jパワーに収益から交付額の相当分を国庫返納させるよう求めた。
ただ、公開検証は国策の是非を問わない方針。政府がエネルギー基本計画に掲げる核燃料サイクル事業の必要性は議論の
対象外で、もんじゅについても存廃は議論されなかった。
この日は文部科学省が所管する全国学力・学習状況調査の実施費用(50億円)なども議論された。
現在は小学6年と中学3年の全員が対象だが、「サンプル調査も検討すべきだ」「調査結果を積極的に公開する必要がある」と指摘された。
行政事業レビューは、事業の廃止・存続を判定する「事業仕分け」とは異なり、各省庁が自らの事業の無駄をチェックして結果を公表する仕組み。
今回は河野氏の意向で計55事業中、原発関連で19事業を公開検証の対象に選んだが、強制力はない。河野氏は来年度予算の編成に向け、各閣僚と折衝する意向を示している。【斎藤広子、青木純】
私心
我が国は借金付けの国家です。
国民は優しく、真面目で勤勉です。何一つ文句言いません。
上記の例は一例です。
これに関連しますが、夢の原発と言われた「もんじゅ」ですね。
これの無駄と言えば確か1兆円越していますね。
よって公務員の無駄遣いには・・・・・・・国民から革命が起きても可笑しくない位の現状です。
日本人は争いを好まない人種と言えますね。
今回、動かない船であっても乗組員の給料・・・・・・聞いて驚くなかれなんと120万円。
ふざけるのもいい加減に・・・・・・・と思います。
それにしてもけた外れの月収ですね。
行政改革と選挙の度に声高に叫んでいますが、役人と政治家のしがらみ、いい加減に何とかならないのでしょうか?
ほんまに不思議ですね。