あさひホームの住まい造りの基本理念は住んで頂く方の
「安全と健康を増進させる笑顔の見える家造り」です。
そして創業以来「見えない所で差の付く頑丈な家」造りに取り組んで参りました。
次世代断熱材ネオマフォームによるオリジナル外断熱の「頑丈な家」、
湿度と温度の調節ができて、とことん住み心地の良い
外断熱工法の「ファース工法の家」、
それに杉の板パネルを伝統工法サクリハメ工法と特許の金物を組み合わせた
テラ工法の「木あらわしの家」とこだわりの住まいを提案しています。
夫々、住まいの基本性能に特徴は有りますが、基本は「頑丈な家」です。
物造りの世界で大切な事は「見えない所での取り組み方」と思っています。
ここに造り手の姿勢が凝縮しています。
大企業から中小企業まで色々な業種、又建築の世界も繊細な技術を持った職人達が
全国各地にいました。
日本の高品質な物造りは世界一と思っていますが、それが最近では、
見えない所をおろそかにした物造りが色々な業種で起きています。
「見えない所の手抜き」と言えば、建設・土木工事・建築業が浮かんでくるのでは
有りませんか。
姉歯設計は大きな問題になりましたが、何もこの件に限らず全国津々浦々で
起きています。
最近では即人命に関わるガス器具による事故や、食品会社までもが公になりました。
もっとも、現場に限らず「見えない所」と言えば悪名高い「談合の世界」も闇の世界で、
人目につきませんが、何度となく懲りずに紙面やTVをにぎわせます。
スーパーゼネコンが「談合決別宣言」をしました。
しかし誰もが空しいと思ったのでは有りませんか。
近年、日本人が持っていた勤勉さや真面目さが薄れ、
利益追求の欧米型の考えが常識となりつつあります。
企業は利益を挙げなければなりません。しかし何をやっても良いのでは有りません。
ルールを守る事が出来ない社会に誰がしたのでしょうか?
自分達だけが良いでは、人も企業も生きのこれないと考えますが、
皆様は如何でしょうか?
誠実に取り組む事の大切さが今一番求められるのではないでしょうか。
家造りの現場では、いい家を建てて頂きたい、建てたいと考えるのが大半の工務店です。
それで、メーカーやローコスト系の住宅会社の様に住まいを商品として扱っていません。
しかし現実は、簡単にいきません。いい家だけでは皆様に建てて頂けないのです。
教育の現場にゆとり教育と言う言葉がありました。しかし弊害がでて、
最近は見直されていますが、ゆとりは大切です。
建築現場も同様です。今まで現場にゆとりが有りすぎたのかは別として、
工期短縮が求められています。
ゆとりのカットです。工場生産品はラインにのって秒単位で管理しますが、
建築現場でも工場生産ラインとは言わなくても同様な事が起きつつ有ります。
勿論ムダは省かなければなりませんが、ゆとりのない工程管理に組み込まれ、
殺伐とした現場になるのではとの危惧も有ります。
それが本当に良い家造りとなればよいのですが、価格を下げる事で無理な工期短縮は
欠陥住宅を作る事にもなりかねません。
現実に耐力壁の少ない地震に弱い家が発覚しました。
これからも価格競争は続きます。
そして工期短縮・コストダウン・品質管理の努力はより一層求められますが、
物造りの世界にはゆとりも大切ではないでしょうか。
まじめな社長のまじめな家造り実践会 米田正憲
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