人にも偽者がある様に、大抵の物には偽物が付き物です。
もっとも中国へ行けば、本物、偽物の区別が無いのでは?
さて、偽装といえば今世間を賑わした老舗の赤福。赤福餅が賞味期限切れと材料の再利用?が発覚した時、私は百歩譲って「もったいない」の気持ちが有ったのだろうと思っていたのです・・・・・が、
赤福餅が世間にばれて、競争相手の御福餅がばか売れ。・・・・
これは赤福の身から出たサビで仕方ない事と思っていましたが、実は御福餅も同じ事を長年していたのです。
しかし、私は赤福餅より御福餅の方が、より性質が悪いと思います。
儲ければよいで全くの悪質極まりないと言う所ででしょう。
企業の倫理観が有りません。
建築では設計士の耐震構造計算偽造事件そして昨日は建材メーカーのニチアスが起こした防火材の認定偽造、偽装事件。
(この防火材は、弊社で一切使用して無い事を納材店で確認しました)
「衣食住」全てに何を信じ、何がダメなのか本当に解らない時代となりました。
人の命に関わる事を簡単にウソをつき平気で商売にする、モラルの低下が著しく
なっているようです。
厚生省が薬剤被害のエイズやC型肝炎の対応についても同様です。
どれも我が身におけば笑って済む問題では有りません。
何かが狂っている時代なのでしょうか?
「安くて良い家」とうたっている建築業者がいます。
何が安くて、何処が良い家なのか?私の目にはちっとも良い家には見えません。
それで、最終建築費は大して安くなってないのは事実です。
言葉が踊る住まい造りで、詐欺的な能力のある業者が生き残るこのご時世です。
私もユーザーの皆様ももっと正しく見る目が必要なのでしょう。
先日、不動産協会の全国大会が群馬県で有りました。
その時、作家で東京都の副知事を勤める猪瀬直樹氏の公演を聞く機会がありました。
その中で、長さの異なる3本の線を10人中9人が「一番長いのがどれか?」との問いに少し短い線を長い線と言い張れば(さくらです)、残りの一人はおかしいと
思っていても少し短い線を一番長い線と答えるそうです。
おかしいと思っていても、体勢が間違っていても間違った意見が正しいと思い込む?流される人の弱さです。
私もその弱い一人でしょうが、住まい造りはトコトンこだわりを大切にして行きたいと思っています。
まじめな社長のまじめな住まい造り実践会 代表米田正憲
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