那須平成の森で見つけた花々
災害ボランティア 進む組織化、多様性排除に警鐘
7/24(火) 13:05配信
大阪府北部地震、西日本豪雨と大規模な災害が相次ぎ、災害ボランティアの在り方に改めて注目が集まっている。
兵庫県からも多くの人が被災地に駆け付けた一方、発生直後は混乱を恐れ、ボランティアの受け入れを制限する自治体もあった。
阪神・淡路大震災を契機に発足し、国内外で災害支援を続ける「被災地NGO恊働センター」(神戸市兵庫区)顧問の村井雅清さん(67)は「ボランティアは多様で、自由であるべき」だと強調する。
村井さんは「ボランティア元年」と言われた阪神・淡路の当時を「誰もが初心者。自分で考えて行動していた」と振り返り、
「現地に赴き、目の前の困っている人を助けるのが本来のボランティア。
困ったときに助け合うという、原点に立ち返る必要がある」と力を込める。
現在は「初心者のボランティアは現場を混乱させる」という言説が、活動に二の足を踏む人を生んでいると指摘する。
自身が講義を担当する大学で、学生が「初心者が被災地入りすべきではないと思っていた」と話したといい、
「ボランティアが組織化され、多様性が排除されていると感じる」と危惧する。
受け入れ組織や体制を整える間に、被災者が置き去りにされるとし、「どんどん活動し、得られた気づきや成果を次の活動に反映すべきだ」と主張する。
一方、自治体職員に災害時の知識が不足している現状に警鐘を鳴らし、「避難所の環境整備が23年前から進歩していない」と話す。
同センターは現在、広島県坂町にある避難所の運営を支援。
ほこりまみれの避難所を掃除し、町役場に依頼して間仕切りや段ボールベッドを整えたという。
西日本豪雨の被災地ではまだまだボランティアが不足しているとも感じる。
「泥出しだけでなく、被災者の話を聞く存在も欠かせない。耳を傾ける中でニーズも分かってくる」と同センター代表の頼政良太さん(30)。
村井さんは「ピラミッド型ではなく、ボトムアップ型の支援を続けることで、見捨てられる人をなくしたい」とする。
(太中麻美、金 旻革)
私心
炎天下でのボランティア活動には頭が下がります。本当にご苦労様です。
さてこの様な事を言えば当然反対意見もある事でしょうが、
あえて一言、独断になりますが、ボランティアが必要な大きな災害が起きれば全国の各大学・高校から
学生を選抜してボランティア活動にあたるのは如何でしょうか?