下手な横好き

長期優良住宅の持つ意味・・・・・最終回

昨日の熊本地方は一時凄い雨が降りました。ワイパーを最速にしても前が見え難い程に成りました。
そして、飛行機も離発着が遅れ羽田では特別に誘導案内されて小松便にようやく間に合って帰宅となりました。相当疲れました。
熊本のお土産話は機会を作って何れしたいと思っています。

 それでは前回の続きです。
文面がダブったりしていますが悪しからず。

 さらに補助金の陰に天下りとなるのですが、モデル事業はこれまで3回の募集が有りました。
認可を受けている中に、天下り団体と容易に推測できる法人が3~4団体有りますね。
如何してこの様な団体が認可を受けるのでしょうか?
受ける必要が何処に有るのかです。

 それは認可を得た制度を利用し、自社で認可の取得が出来ない業者は200万円の補助金が欲しければこの指とまれで、 そして、その団体の必要性の誇示と継続の正当性を言いたいのでは?
民主党政権で不要な天下り先の廃止が叫ばれている中で、長期【住宅同様】に
渡って彼らの居心地の良い場所を創っているかのようにも見えます。

 一方年間50棟までの住宅会社には100万円補助金が出る長期優良住宅制度が後から作られました。
モデルと付くだけで200万円、そして「同じ性能を持つ住宅」であっても100万円、
と差を付けているのです。

 如何して100万円もの差が付くのですか?この制度に詳しい方、誰か教えて下さい。

 私の僻み目になりますが、
この差を創る事が役人とメーカーの考えで弱小工務店の切捨てが潜んでいると思っています。

 住宅新聞でも工務店潰しと記事になっています。
如何して、モデル事業が天下り団体や大手メーカーや有力ビルダーが認可を得て、小規模の創り手にそれが無いのでしょうか?
中でも天下りと推測する団体になんら認可の必要性が有ると私には思えないのです。

まして住宅の性能においてはモデルであれ、モデルでなくても
耐震等級2・維持管理3・劣化の軽減3・温熱環境が4と同じ性能なのです。

それをあえて、一部の業者や天下り先団体に200万円を与え、本来は地元の経済発展に尽している工務店の創る長期優良住宅に100万円と差別する所にこの制度に問題とより憤りを感じます。

 再度言いますが、一部の天下り団体やハウスメーカーや情報を早く入手し、彼らの意向に沿った業者を優遇し、弱小者の切捨てる制度と疑いたくなるのです。

民主党の議員の先生方には頑張って公平な補助金制度にして頂きたいです。

と言う事で、
長期優良住事業に付いて批判をして参りましたが、より良い住いを作る上においては一切異議を言う者では有りません。
規模は小さくても常により良い住まい造りに取り組んでいます。
だからせめて制度だけは平等に運用して頂きたいですね。
全国の工務店経営者の方々も同じ考えではではないでしょうが。
 まじめな社長の真面目な住い造り実践会 代表米田正憲


写真を趣味に高齢者の戯言

コメント一覧

米田です。
様々なバイオレンス?
最近は何事においても「感謝の気持ち」が少ないから色々なトラブルが起きるのですね。

それも言わなければ損すると思う方が多いからでしょうが、気品が少なくなったからと言えますね。
学校教育でしょうか?

先日は中学生が小学生に暴力を起こし、さらにばれるのが怖いからしがみ付く小学生を海に
突き落としたそうですが言葉に成りません。
自己中心的で相手の事を考えられない大人が増えて来たからかも知れません。

先日の熊本県の知事さんの講演でも有りました。次回その事を紹介したいと思っています。

ところで工務店をいじめても何にも徳には成らないのですが・・・・・と私は思います。
大手は弁護士を抱え法的に処理しますが、小さな工務店はそれがなかなか出来ません。
それに変な噂をされるのも辛いですし、結局は泣き寝入りと成るのでしょうが、泣き寝入りをさせた側も何れは何かが起きるでしょう。

一生懸命取り組んでも報われない事も時々有りますが、気長に何れは解って頂けるだろうと諦める事も必要ですね。
知事さんも言っていましたが、自己犠牲の気持ちを持てるかですね。

ご縁が有ってお客様になって頂くのですから、自己犠牲をもって気持ち良く永いお付き合いをしたいです。
谷村
長期優良より怖いもの
先日来の話題で、ナットの緩みは、工務店の施工ミスに!という判例が2004年5月13日付けで東京地方裁判所から判決が決定していることに無関心な工務店の多いことにびっくりします。「保証期間の10年間の間、施主に訴えられなければ、今まで通り、」「施主は知らないし訴えない」という工務店と出会いました。

おそらくこの工務店はいずれ潰れるでしょう。
施主が知ってても(ネット上で騒がれている)出来る限り10年近くまで黙っておき、保証期間中にクレームで訴えられたら、10年後に又無料で新築状態になるのですから、黙っておく施主は誰もいないと言えるでしょう。

それでなくてもクレーマーと言われる方々が、少しでも欠点を見つけて賠償金をせしめようとする一部の方も出てきているのが現状です。

私どもの近所の工務店の試算では、以前の工法(柱にサイディング直張りの場合は、内装のやり直しを含めて500~600万円程度)しかし現在の工法(縦じ直し後、すぐに構造用合板を張る場合、必要な2度締め出来ない箇所が沢山ある。そこを直すためには構造用合板まで、はずして直す必要があり。下手をすると1000万円を超す)と言われました。

2度締め出来ていないことを承知、(物理的にできない・合板が邪魔で)を認識しているので、このままだと訴えられたら、その時点で工務店をたたんで逃げないと。とさびしく笑っておられました。(もちろん、シメールの事をお教えしました、こんな解決方法があったのかと感心されていました。

建築基準法施工令に接合部は金物等で緊結しなければならない。となっており、初めは緊結していたが経年変化で木材が乾燥収縮したためナットが緩んだので、不可抗力という言い訳が通らなくなった判例の怖さが、まだほとんどの工務店の方が正確に理解されていないようです。

意識的に大手が、宣伝すると中小工務店などはほとんどなくなります。長期優良住宅の差別どころではない、怖さを含んでいます。



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