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下手な横好き

あさひホームの家造り・・・・・創業からのこだわり

屋根下地と間ダルキ施工・・・たかが下地・タルキそれでもこだわります。
 耐風や大雪対策に振れ止め防止の鞍金物と軒先の屋根タルキは
間タルキ施工です。
タルキのピッチを180ミリ(大半は300ピッチ)と一回り細かくして
軒先を補強しています。
それと屋根下地材は創業から杉4分板で、合板は一切使っていません。
下地材に合板を使えば新築時の耐震等級はアップしますが、
あえて合板を使っていません。
此の点は地震に強い家造りする上で矛盾する所ですが、合板の耐久性に
疑問を持っているからです。屋根は一番環境の厳しい条件下に有ります。
そこに接着剤を用いた合板は必ず劣化が早く起こります。
事実合板は大抵腐れを起しています。
 災害は新築時に起きるとは限りませんむしろ古くなった時こそ
恐いのではありませんか。
最近、屋根下地に合板を使って耐震性が最高級3と自慢している施工会社が
多いのです。
しかし経年変化で劣化をおこし、新築時の耐震力が確保できてない
耐久性のない高耐震住宅を造ってもおかしな話では有りませんか。
以前は瓦葺きの下地材に杉板が常識でした。
それが近年合板を用いる施工者が多くなったのはコストダウンと工期短縮それに、性能表示制度が出来て新築当初の耐震等級のアップを狙っての事でしょうが、
本当にユーザーに目を向けた家造りと言えないのでは有りませんか。
 北陸は特有の低温・高温での多湿です。家造りでは厳しい条件です。
余談ですが、今では慣れましたが、和歌山から来た頃の私は、湿気の多さには
驚きました。布団は乾燥機がなければとても寝る事は出来ませんし
結露は言うまでの事が有りません。その代わり喘息気味の症状は助かっています。
この湿気の多いのと、天候不順な地域に屋根下地材に合板を使うのは
如何なものでしょう。
プレハブやツーバイフォー住宅(北陸の気候には向かない工法)なら構造上仕方がないが、一般在来工法で瓦葺の屋根下地には合板は使いたくないです。
それに、創業からの屋根下地材にこだわったのには、私自身の経験も有りました。
それは、勤めていたメーカーが造ったツーバイフォー住宅ですが、
わずか築15年程で建て替えた方がいます。
今でも年賀のやり取りをしていますが営業担当が私です。
このご一家の心中を察すれば私自身も悔しいです。
建築時期が悪く建築中に合板がベトベトにぬれたのと、当時の施工方法が
悪く壁内部結露を引き起こし躯体部材と合板が腐ったのです。
瓦職人が「10年経った合板下地の屋根に登るのが恐い」と言っている現実を
皆様も参考にして下さい。
今、自宅の家の近くで大手メーカーがアパートを建てています。
上棟直後の強い雨、ツーバイ工法ですから雨じまいが出来ません。
(屋根が出来ていません)にもかかわらず養生が一切なし、
その為OSB合板は床から壁からすべて雨ざらし、おそらく基礎内部も
雨水が溜まっている事が予測できます。
これから蒸し暑くなります、今の時期、合板をぬらせばすぐにカビます。
床下地はカビで一杯?それともそれを防ぐ防腐剤でしょうか?
防腐・防蟻剤や結露とカビで知らない間に健康被害を受けるのでは、
そこに住む方々です。アパートとは言っても首を傾げたくなります。
こんなアパートに入居する方も気の毒ですが、造るお施主さまも
入居する方の安全(健康被害を起こさない)を確保したアパート造りをする
責任があるのではと思います。       ・・・・・・次回に続きます



      

写真を趣味に高齢者の戯言

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