霧に覆われた森
「大手なら安全」は通用せず
三井不動産だけではない欠陥マンションの恐怖
立地の難しさもあったようだ。
「『パークシティLaLa横浜』は、南側に川が流れており、砂や泥が堆積した土地と、北側の堅めの地盤の境目に建っています。
つまり、柔らかい地盤と固い地盤が混在している。
こういう土地は、気をつけなければいけないのです」(マンション管理コンサルティングなどを手がけるさくら事務所の長嶋修会長)。
武蔵野台地の上のような、強固な地盤の土地ならば、杭は短くて済む。
一方、湾岸エリアならば40~50mの杭は当たり前で、地盤改良にも力を入れる。
しかし今回のケースのように、どっち付かずの土地の場合、判断には慎重を要するのだという。
いずれにしても、建物の基盤に大問題があるということで、いまさら直すのは難しい。
三井不動産側は全棟建て替えも検討しているが、既に入居してしまったマンションの建て替えは、住民の合意を取るのが非常に難しい。引っ越ししたくないと考える人もいるものなのだ。
やはり杭に問題があった住友不動産のマンションも建て替えが検討されたが、いまだに実現はしていない。
「住民には、購入価格から住宅ローンの金利、登記などの初期費用に至るまでの手厚い補償が提示され、既に引っ越した人もいるようだ」(不動産業界関係者)。三井不動産の場合も、こうした補償メニューを用意し、残りたい人と、出て行きたい人に分かれる可能性の方が
高い。
補償の点では、大手デベロッパーには、安心感がある。
三菱地所もやはり、購入者には手厚く補償をした。
大手デベロッパーの物件だからといって欠陥マンションではないという保証はまったくないが、何か起きた場合の対応には、それなりのものが期待できるということだ。
もっとも、実際の費用はゼネコン以下が負担させられるのが常。今回の事件であれば、三井住友建設と旭化成グループだろう。
「4棟すべて建て替えるなら、取り壊しと新たな建設費用合わせて280億円程度でしょうか。
引っ越し代や、2年半~3年ほどかかるであろう、仮住まいの間の家賃などを負担するとなれば、さらにコストはかさみます」
(さくら事務所の長嶋会長)。
立地の難しさもあったようだ。「『パークシティLaLa横浜』は、南側に川が流れており、砂や泥が堆積した土地と、北側の堅めの地盤の境目に建っています。つまり、柔らかい地盤と固い地盤が混在している。こういう土地は、気をつけなければいけないのです」(マンション管理コンサルティングなどを手がけるさくら事務所の長嶋修会長)。
武蔵野台地の上のような、強固な地盤の土地ならば、杭は短くて済む。一方、湾岸エリアならば40~50mの杭は当たり前で、地盤改良にも力を入れる。しかし今回のケースのように、どっち付かずの土地の場合、判断には慎重を要するのだという。
いずれにしても、建物の基盤に大問題があるということで、いまさら直すのは難しい。三井不動産側は全棟建て替えも検討しているが、既に入居してしまったマンションの建て替えは、住民の合意を取るのが非常に難しい。引っ越ししたくないと考える人もいるものなのだ。
やはり杭に問題があった住友不動産のマンションも建て替えが検討されたが、いまだに実現はしていない。「住民には、購入価格から住宅ローンの金利、登記などの初期費用に至るまでの手厚い補償が提示され、既に引っ越した人もいるようだ」(不動産業界関係者)。三井不動産の場合も、こうした補償メニューを用意し、残りたい人と、出て行きたい人に分かれる可能性の方が高い。
補償の点では、大手デベロッパーには、安心感がある。三菱地所もやはり、購入者には手厚く補償をした。大手デベロッパーの物件だからといって欠陥マンションではないという保証はまったくないが、何か起きた場合の対応には、それなりのものが期待できるということだ。もっとも、実際の費用はゼネコン以下が負担させられるのが常。今回の事件であれば、三井住友建設と旭化成グループだろう。
「4棟すべて建て替えるなら、取り壊しと新たな建設費用合わせて280億円程度でしょうか。引っ越し代や、2年半~3年ほどかかるであろう、仮住まいの間の家賃などを負担するとなれば、さらにコストはかさみます」(さくら事務所の長嶋会長)。
ネットから引用しています。
私心
大手だから信用・・・・・・・これは多くの日本人の考えでしょう。
間違いではありませんが・・・・・・・。
確かに大は小より、財務面では安心でしょうが、極小の建築会社を経営するものとしては、大手だから安心は・・・・・早計ですと言いたいですね。
施工は大抵下請けに丸投げ、一般住宅【一戸建て】でもおなじです。
大手の監督の出来るのは今では工程管理程度と私は思っています。
そして肝心の住宅本来の性能は真面目で勉強した工務店のつくる住宅のほうが私は上だと確信しています。
何よりの違いは造り手が一棟にそそぐ信念・情熱ですね。